(※写真はイメージです/PIXTA)

※本稿は、チーフリサーチストラテジスト・石井康之氏(三井住友DSアセットマネジメント株式会社)による寄稿です。

2023年8月の注目イベント

■8月は日米欧の中央銀行の金融政策会合はありませんが、各国の中央銀行トップや経済学者らが参加する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が、24日~26日に米ワイオミング州で開かれます。米連邦準備制度理事会(FRB)は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き上げ、追加利上げにも含みを残しました。今回のFRBの利上げサイクルは終盤に近づきつつあるとみられるなか、今後の金融政策を占うカギとなる、「ジャクソンホール会議」でのパウエルFRB議長の発言が、最大の注目点です。

 

■パウエル議長は、金融政策判断について、すべては「データ次第」との姿勢を続けています。このため経済指標では、米国の雇用統計や消費者物価指数(CPI)、個人消費支出(PCE)デフレーターが、今後の市場動向を占う上で重要な指標となりそうです。

 

■また、中国の経済指標では、景気の回復ペースが鈍化している中国経済を見通す上で、15日の小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資が注目されます。

 

【図表】各国・地域の経済指標、金融政策決定会合等イベントの予定(2023年8月)

 

(2023年7月27日)

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「ジャクソンホール会議」でパウエルFRB議長は何を語るか? 市場動向のカギとなる「23年8月の注目イベント」一覧【ストラテジストが解説】』を参照)。

 

石井 康之

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

チーフリサーチストラテジスト

 

 

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧