EconomyNextより

バブル経済崩壊以後、物価上昇が続く中、日本の賃金水準は低迷が続いており、欧米先進国との差は広がり続け、隣国である韓国や中国との差は縮まり続けている……。そんななか、日本政府が金融危機に陥っている南アジアの島国に無償援助をするというニュースが舞い込んできた。スリランカの政治・経済・金融に関する情報を中心に取り扱う、スリランカ発ローカルメディア『EconomyNext』より翻訳・編集してお伝えする。

「日本の国際協力を確実に受けることができる予定です」

日本はスリランカ当局に対し、日本のODAプロジェクト・スリランカ無償資金協力の第2期分として約2億6,000万日本円を援助することに合意した。

 

声明によると、日本の援助プログラム「第4次枠」の第2期分として、6億1,100万スリランカ・ルピー(約2億6,085万4,565円)相当がスリランカ政府に供与される。

 

ラニル・ウィクラマシンハ大統領は財務大臣の立場として、閣議で日本政府との交換公文に署名し、日本国際協力機構(JAICA)との間で無償資金協力の契約を締結する提案が承認された。

 

「日本政府との協定を締結することで、日本の国際協力を確実に受けることができる予定です」と、バンデューラ・グナワルダナ内閣報道官兼マスメディア大臣は7月18日(火)の内閣記者会見で述べた。

日本政府からの援助は2月にも

2023年2月、日本政府はスリランカに対して、保健部門で物資の供給等に必要な燃料の購入を支援するために50億日本円を無償援助した。この資金は、日本の外務省が管轄する無償資金協力「経済社会開発計画」の下、スリランカの保健部門の発展を支えるために供与されたものである。

 

「署名の交換と契約の締結には、財務大臣を兼務する大統領が必ず同席しなければなりません」とグナワルダナ氏は述べた。

この記事は、GGOが提携するスリランカのメディア『EconomyNext』が2023年7月22日に掲載した記事「Sri Lanka to receive Japanese aid for human resource development scholarship
」を翻訳・編集したものです。

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