内容紹介:
2300人以上の親子・支援者をサポートしてきた、
おうち療育アドバイザーによる、
発達障害&グレーゾーンの子どもが 自分をうまくコントロールできるよう導くコツ
【もくじ】
はじめに
第1章 なぜ「今の言葉かけ」ではうまくいかないのか?
1 「注意」のつもりが「刺激」になっている
2 子どもができないことを長々と指示している
3 子どもにとってのスモールステップになっていない
4 「感覚過敏」は治ると思っている
5 「こだわり」を「わがまま」だと思っている
6 1人でやらせることが自立につながると思っている
第2章 子どもの問題行動を止めるための3つのポイント
ポイント1-1 言葉かけのクセに気づこう
ポイント1-2 急いでほしい時の言葉かけのコツ
ポイント2-1 子どもが「共感された」と思える言葉をかけよう
ポイント2-2 「共感」が届かない時のコツ
ポイント3-1 子どもの「問題行動」に反応しない
ポイント3-2 「問題行動」への注目は問題を悪化させる
第3章 自分の言葉かけのクセに気づくコツ
1 抽象的な言葉を具体的な言葉に変換する
2 否定表現や命令形の言葉を肯定表現にする
3 「概念」を表す言葉を無意識に使っている
4 自分と子どもの優位性を分析する
5 子どもが知っている言葉を使い、1つずつ区切って伝える
6 「指示」と「ほめる」をセットにする
第4章 「共感された!」と子どもが感じる言葉かけのコツ
1 カンタンなことが、いつまでもできない時の考え方
2 子どもに共感できる・共感できない時をつかむ
3 子どもがすでにできていることをほめる
4 子どもの話を否定したり、さえぎったりしない
5 言葉が話せない子に気をつけたいこと
6 言葉が話せる子に気をつけたいこと
第5章 子どもの問題行動に反応しないコツ
1 「無反応」ですることを決めておく
2 「無反応」で子どもの行動がますますひどくなる時
3 親もスモールステップのスケジュールを立てる
4 「無反応」は安心できる自宅で始めよう
5 子どもを怒ってしまった時は素直に謝る
6 子どもへの接し方を変える場合は2週間継続する
監修者から本書を読み終えたみなさまへ
「子どもが問題を起こしたらどうやって声をかける?」
おうち療育アドバイザーによる、発達障害&グレーゾーンの子どもが自分をうまくコントロールできるように導くコツを豊富なイラストとともに分かりやすく紹介!
診断名ではなく、様々な状況に合わせて子どもの問題行動の原因を理解することで、彼らが本来持つ力や成長を引き出す一冊です。
著者:浜田 悦子
1979年生まれ。発達障害・グレーゾーン専門家庭療育アドバイザー。子どもが3歳児健診で発達障害を指摘されたことがきっかけで、発達支援センター(現LITALICOジュニア)の指導員となる。以来、2,300人以上の親子に関わる。
2014年の独立後は、自身の経験や学びをベースに、家庭でできるオリジナル療育メソッドを確立。療育を受けられない子どもや子育てに戸惑う保護者の悩みに寄り添い、自宅でできる療育メソッドを提案している。
朝日新聞、毎日新聞、中日新聞、週刊誌AERA、ひよこクラブなどメディア掲載多数。また、大学での講演も行う。発達凸凹アカデミーの講師として、生涯学習のユーキャン「子ども発達障がい支援アドバイザー講座」「思春期発達障がい支援アドバイザー講座」の執筆・監修。
監修:汐見 稔幸
1947年大阪府生まれ。2018年3月まで白梅学園大学・同短期大学学長を務める。東京大学名誉教授、日本保育学会会長、全国保育士養成協議会会長、白梅学園大学名誉学長、社会保障審議会児童部会保育専門委員会委員長、一般社団法人家族・保育デザイン研究所代表理事。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。21世紀型の教育・保育を構想中。
保育についての自由な経験交流と学びの場である臨床育児・保育研究会を主催。同会発行の保育者による本音の交流雑誌『エデュカーレ』の責任編集者も務め、学びあう保育の公共の場の創造に力を入れている。小西貴士氏らと21世紀型の身の丈に合った生き方を探るエコビレッジ「ぐうたら村」を建設中。
出版社:実務教育出版
価格:本体1,540円(税込)