深刻化する日本の人材不足問題…フィリピンが救う
最後にBPOへの投資についてお話しします。
フィリピン経済を牽引する産業として、人材インバウンド産業・ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)について前述しました。この分野は、実は外資を積極的に誘致し、各種要件を満たせば、免税法人の認可をとることができます。
BPOの事業内容としては、経営企画、営業、マーケティング、情報システム開発・保守運用、コールセンター・カスタマーセンター、各種デザイン業務、大量のデータ入力業務、人事、経理などの一般管理業務など多種多様なサービスが動いています。
これら業務の中には、フィリピンを活用することによって、50%を超える圧倒的なコスト削減に繋がり、さらに業務効率・業務品質さえも上がる業務が多く存在します。フィリピンは高い英語力・安価な人件費・若い世代の層の厚さと世界的なBPOを積極的に活用するグローバリゼーション化という時代の後押しがあり、世界のBPOセンターの地位を確立しています。
日本では人手不足が年々顕著になり、中小規模の企業では人材確保が難しい状況です。BPOはこのような課題を解決するのに大変強力なツールなのです。
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