日本の高度成長期に戻って投資をするかのように
さて、投資に話しを移して行きます。
投資には、株式投資、債券投資、仮想通貨、金銀などの商品投資、不動産投資などさまざまな種類がありますね。それぞれの投資に特徴やメリット、デメリットがあるわけですが、一般的に、不動産投資は、長期安定的な資産形成に有効な投資とされ、富裕層には不可欠な資産アイテムと言われています。
フィリピンにおいても同様で、フィリピンの富裕層のほとんどが、不動産を活用して資産を構築・防衛していると言われています。なぜならば、フィリピンにおいても、安定した資産価値の向上と収益が見込めるのが不動産投資だからです。
今般の世界的な高インフレ+利上げ局面で、世界の様々な資産が、その価値を大きく棄損してはいますが、ここ10年ほどのタームで見ると、アメリカの巨大IT企業通称GAFAMを中心としたIT分野が突出した資産上昇をしてきました。
ただ、歴史的に見ると、日本あるいはアメリカもそうですが、不動産というものは、常に資産形成の上で重要なアイテムと位置づけられてきました。ドナルド・トランプ前大統領は、アメリカの不動産王として大統領にまで上り詰めましたよね。
日本の1980年代・バブル時代のような不動産は何でも値上がりするというような投機的な現象は、今は見られませんが、コロナショックのような経済・社会の大混乱期においても世界の主要都市の不動産価格は上がり続けてきました。
最近の急激な金利上昇により、アメリカや欧州の不動産は、下落局面に入ってきましたが、長期的な目線に戻せば、やはりしっかり資産価値を上げ続けているということが言えると思います。
「タイムマシン投資」という考え方があります。
もし、自分が日本の高度経済成長期である1960-1980年代にタイムマシンに乗って戻ることができるのであれば、どの不動産を購入すればいいのか? どの株を購入したらいいのか? わかりますよね。
たとえば、高度経済成長真っ只中の日本の1970年代の初頭にタイムマシーンに乗って戻って、東京の中心部、銀座、赤坂、六本木、新宿、渋谷あるいは人気のリゾート地軽井沢にいまと比べるとはるかに安い価格で不動産を購入することをイメージしてください。
当たり前ですが、現在から過去を見れば、価値が上昇する資産を保有することができるわけです。フィリピンの経済成長ステージは、日本の高度経済成長期1970年代初頭レベルと言われています。フィリピンの銀座、赤坂、六本木、新宿、渋谷は、フィリピンでは、マニラの中心地・マカティーであり、ボニファシオ・グローバルシティー(BGC)です。今、これらの場所の不動産を保有することができて、10年、20年と保有したらどうなるか想像してみてください。
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