カテゴリー:IT
■SaaS(Software as a Service)
クラウドで提供されるソフトウェアのサービスです。
利用者(企業)はソフトウェアを一定期間利用することに対して料金を支払います。現在は名刺管理や経費精算、契約業務など、さまざまなツールがSaaSとして提供されています。
私の会社で提供しているホームページのアクセスレポートツール「Groweb!」もSaaSです。SaaSが登場するまで、企業は必要なソフトウェアを使う際は自社内に環境を構築していました。自社内に環境を構築するには、機器やソフトウェアを調達する必要があります。
そして情報システム部門の担当者や外部の企業に依頼して環境を構築しなければなりません。そのため使えるようになるまでに時間とコストがかかる、環境を構築するのに専門知識が必要、といった問題がありました。SaaSを利用すれば環境を構築する必要はなく、すぐに使うことも可能となるため、スピードを求められる現在のビジネス環境に合っているといえます。
■アルゴリズム
ITの分野では、プログラムを実行させるための処理手順という意味合いで使われることが多いです。アルゴリズムは情報システムの一部に過ぎませんが、時として利用している大勢の人に影響を与えます。例えば飲食店の大手レビューサイトでは、一般利用者の評価をもとに独自のアルゴリズムによって店ごとに点数がつけられています。
■ビッグデータ
さまざまな形式やデータを含む巨大なデータのことです。業務で使用する情報システムはデータベースと呼ばれる定型化されたデータとして保存されています。それに対して、ビッグデータは定型化されたデータだけでなく、メールや操作ログ、SNSデータ、動画、画像、センサーデータ、といった非定型のデータも含めたデータの集まりです。ビッグデータをAIが学習することで、より高度な予測や新商品のアイデア、不良品の自動検出など、付加価値の高いビジネスが生まれると期待されています。
カテゴリー:Webサイト
■CMS(Contents Management System)
Webの知識がない人でもホームページを作成・更新できるツールです。制作会社にホームページの制作を依頼すると、「WordPress(ワードプレス)」のような無料のCMSが導入されているケースが多いです。
■PV(Page View)
ページビュー、閲覧数、アクセス数と呼ばれることもあります。
ホームページのなかで各ページの閲覧数を指します。人気ページを把握するために使われます。「月間400万PVを達成!」というようにメディアの人気度を測る単位としても使われています。
■UI(User Interface)
パソコンやスマートフォンで見る画面のデザインやボタンの配置など、目で見られる情報を伝達する手段をUIと呼びます。ホームページを訪れる人にとって見やすく、直感的に操作が分かる画面デザインにすることは、購入や問い合わせを促すためにも重要なことです。
■UX(User Experience)
ユーザーエクスペリエンス、ユーザー体験ともいわれます。漠然とした定義ですが、私はホームページへ訪れる人が抱く感情を重視し、利用者の立場に立った使いやすさや情報提供を追求することだと考えています。UXはホームページの改善を考えるうえで、重要な役割を担います。
例えばECサイトの先駆け的な存在でもある、AmazonのUXの工夫として知られるのが「1-Click」です。従来のECサイトでは、①商品を選ぶ②カートに入れる③住所を入力する④支払情報を入力する⑤注文を確定するという手順があり、注文するのに手間が掛かっていました。Amazonは住所や支払い情報をあらかじめ保存しておくことで、ワンクリックで購入が可能となりプロセスの簡素化に成功しました。
■サイトマップ
ホームページの目次の役割を担います。サイトマップは、制作会社からドキュメントとして提出されるのが一般的です。サイトマップを見れば、ホームページの構成が一目で分かるようになっています。その後、検索エンジンにサイトの構造を知らせるためにホームページのなかでデータとして定義します。
■セッション
ホームページを訪問した回数です。基本的には訪問者がホームページにきて離れるまでを1セッションとカウントします。人気ページやホームページへの訪問が問い合わせにつながっているかを把握するために使われます。
浜野 耕一
株式会社コウズ 代表取締役