※画像はイメージです/PIXTA

お子さんから見て「うちの親、そろそろ自宅での生活は難しい」と感じたとき、いきなり老人ホームへの入所を勧めても、親御さんは「自宅で最期まで暮らす」「まだ早い」「自分で考える」などと、なかなか理解してくれないものです。親子ともに納得できる方向で進めるための方法を老人ホーム選びのコンシェルジュが解説します。年末年始で家族が集まる機会が得られたらチャンスです。

そろそろ一人暮らしが危うくなってきた80代の父…

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【質問】

80歳を超えた父。私たち次男夫婦の近所で一人暮らしをしていますが、物忘れが増え火の始末など心配です。老人ホームへの入居を考えてほしいのですが、どのように切り出したらよいか悩んでいます。兄と妹の意向も聞く必要があり、正直荷が重く感じています。

 

【回答】

まずは兄弟姉妹や親せきの意見をまとめておくことです。親御さんの前でけんかになってしまうと「私のことでけんかをするくらいなら放っておいてくれ」と、話を聞いてもらえなくなってしまいます。このとき、リーダーシップを取るのは普段、もっとも親御さんの近くにいる実子が良いでしょう。このケースでは質問者様である次男さんが中心となって話を進めるのが理想です。荷は重いでしょうが、親御さんのためにもイニシアチブを取るようにしてください。

兄弟姉妹や親せきの間で起こりがちなトラブル

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親御さんの老後の話になると、兄弟姉妹でも考え方に相違が出てくるのはよくあることです。最悪なのは遠距離にいて、ほとんど面倒を見てこなかった人物が「老人ホームに入れるなんてひどい。そんな冷たいことはできない」などと言い出すケースです。

 

親御さんが自宅で過ごせる限界、そしてこれまで世話を焼いてきた人の苦労がわかっているのは、親御さんの身近にいた人です。ですから、話し合いをするときには、もっとも近くにいたお子さんがイニシアチブを取る宣言をするようにします。

 

なかには資産目当てに、突然、介護に割り込んでくる兄弟姉妹もいます。そのようなケースではトラブルを避けるために、ケアマネジャーや老人ホーム選びのプロなどに同席してもらい、フェアで効率的な判断をしてもらうようにするのがお勧めです。

親に話をするタイミングは昼と夜、どちらがいい?

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夕食後の団欒の時間に話し合いをしようと考える家族が多いのですが、高齢者にとって夜は疲れて頭が働きにくい時間帯です。食後は眠くなりますし、アルコールが入っていると正常な判断ができなかったり、感情の起伏が激しくなってしまったりします。また、眠くなるタイプの薬を服用している高齢者も多いものです。

 

お勧めは午前中。日の差す明るい部屋で、温かいお茶でも飲みながら雑談をする雰囲気をつくりましょう。「今日は話したいことがある」「お父さんの今後について話し合う」といった事前の告知は不要です。親御さんが構えてしまうと、本心が見えなくなってしまうからです。

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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