営業、クリエイターも。「デキる人」が数学に強い理由【マーケティングのプロが解説】

営業、クリエイターも。「デキる人」が数学に強い理由【マーケティングのプロが解説】
※画像はイメージです/PIXTA

AI技術が飛躍的な進化を遂げ、小学校でも「プログラミング教育」が始まりつつある昨今。私たち大人はどのようにしてこの時代に対応していけばいいのでしょうか。マーケティングコンサルタントの福山誠一郎氏は「中学数学」を学ぶことが必要だと言います。本連載は、福山誠一郎氏の著書『中学数学でビジネスのあらゆる問題を解決する!』(さくら舎)から一部抜粋し、お届けします。

 

複雑な問題解決ができる人は「論理的思考」に長けている

システム開発においてはプログラミングに先立ち、要件定義というシステムに必要な機能・性能を定義する工程や設計をする工程があります。要件定義と設計はシステム開発の成否を左右する重要な工程ですが、プログラミング経験がないシステムエンジニアも多く活躍しています。

 

著者は、電子情報通信学の大学院を修了した後、システムエンジニアとしてICカード乗車券の開発に携わり、その後、コンサルタントやマーケティングの分野でデータ分析を強みとして仕事をしています。営業やクリエイターなど数学とは無縁といわれる職種の方とも働いてきましたが、複雑な問題の根本的な原因を見出し解決していく人たちは、もれなく論理的思考に長けています。そして、本質を見抜く力が高い人は、AIが活躍する将来に対して不安を抱くどころか楽しみにしています。

 

それでは、論理的思考を磨くためには何をすればいいのでしょうか? ロジカルシンキングを表層的に学び、フレームワークを覚えるだけでは不十分です。未知の時代を切り開くには、筋道立てて深く因果関係を探る力が必要です。そして、その能力を高める近道は、中学数学を学ぶことです。

 

中学数学でビジネスのあらゆる問題を解決する!

中学数学でビジネスのあらゆる問題を解決する!

福山 誠一郎

さくら舎

売上も利益も事業計画もソリューション! 世界はAIやビッグデータを用いた技術革新の第四次産業革命に突入、数学が国の富の源泉になるという数理資本主義の時代を迎えている。そんな数学の根本にあるのは、論理的思考力。仕…

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