(※写真はイメージです/PIXTA)

近年は離婚について抵抗がなくなっているといわれますが、はたしてどこまで事実でしょうか。厚生労働省が2022年8月に公表した「離婚に関する統計」の結果をみると、過去70年間の離婚率の推移、都道府県ごとのあからさまな地域差など、興味深い事実が浮かび上がりました。

離婚率は増えたのか?減ったのか?

厚生労働省「令和4年(2022年)度 離婚に関する統計」によると、1950年~2020年の離婚件数の年次推移は以下のようになっています(【図表1】も参照)。

 

・1950年~1963年:減少傾向

・1964年~1983年:増加傾向

・1984年~1988年:減少傾向

・1989年~2002年:増加傾向

・2003年~2020年:減少傾向

 

厚生労働省「令和4年(2022年)度 離婚に関する統計」
【図表1】1950年~2020年の離婚件数の年次推移(イメージ) 厚生労働省「令和4年(2022年)度 離婚に関する統計」より

 

特に増加したのが「1989年~2002年」の期間で、2002年には最多の約 29 万組に達しました。しかし、2003年以降は減少傾向が続いており、令和2年は約19.3万組となっています。

 

近年は「離婚に抵抗がなくなった」といわれていますが、ここ約20年間の傾向としては、離婚件数はむしろ減少しているということがデータからみてとれます。

 

離婚率についても減少傾向がみられます。上記統計の「統計表」で2005年と2020年の比較をみると、離婚率は2005年には2.08%だったのが、2020年には1.57%と、0.51ポイント減少しています。

 

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