離婚率は増えたのか?減ったのか?
厚生労働省「令和4年(2022年)度 離婚に関する統計」によると、1950年~2020年の離婚件数の年次推移は以下のようになっています(【図表1】も参照)。
・1950年~1963年:減少傾向
・1964年~1983年:増加傾向
・1984年~1988年:減少傾向
・1989年~2002年:増加傾向
・2003年~2020年:減少傾向
特に増加したのが「1989年~2002年」の期間で、2002年には最多の約 29 万組に達しました。しかし、2003年以降は減少傾向が続いており、令和2年は約19.3万組となっています。
近年は「離婚に抵抗がなくなった」といわれていますが、ここ約20年間の傾向としては、離婚件数はむしろ減少しているということがデータからみてとれます。
離婚率についても減少傾向がみられます。上記統計の「統計表」で2005年と2020年の比較をみると、離婚率は2005年には2.08%だったのが、2020年には1.57%と、0.51ポイント減少しています。
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