日本人の米離れに一石投じるか?人気の台湾料理「雞肉飯(ジーローハン)」

インフレでさまざまな物の価格が上がるなか、米の価格が下がっているのは興味深い。 農林水産省の「米に関するマンスリーレポート(令和4年9月号)」によると、米の相対取引価格は、年度平均価格、対前年同月比で平均88%となっている。また、同レポートを読み解くと、日本における需要は減少傾向にあることがわかる。せっかく安くなっているお米、ぜひ美味しく食べたいものだ。台湾料理研究家・小河知惠子氏の著作『現地発・台湾ルーローハンとお米料理』(春陽堂書店)より、新米の季節に最適なレシピを紹介する。   

台湾を代表する米料理「雞肉飯」 

『現地発・台湾ルーローハンとお米料理』(春陽堂書店)の著者である台湾料理研究家の小河知惠子氏によると、雞肉飯(ジーローハン)は日本人にもお馴染みの魯肉飯(ルーローハン)と並ぶ台湾米料理のひとつだという。 

 

「鶏の胸肉一枚で、5-6人が食べられる経済的にもうれしい料理です。スパイスなどを使わず、魯肉飯よりもあっさりしているので、アジア料理に馴染みがない方でも美味しく召し上がれます」(小河氏)

雞肉飯(ジーローハン) 

材料(作りやすい分量)

 

鶏胸肉……1枚(300g程度) 

 

サラダ油……大さじ4 

 

鶏皮……150g 

 

鶏胸肉を煮たスープ……150ml 

 

薄口醤油……大さじ3 

 

グラニュー糖……大さじ1 

 

塩……小さじ1 

 

ネギ(白い部分)の小口切り……20g 

 

ごはん……適量 

 

漬物(お好みで)……適量     

 

作り方 

 

① フライパンに、鶏皮を入れてしっかり油が出るまで10分以上炒める。鶏皮がキツネ色になったら取り出し、雞油を作る。大体大さじ4ほどの量になる。 

※たくさんの鶏皮が手に入らない場合は、大さじ4のサラダ油で、鶏胸肉から取った鶏皮1枚を炒めて雞油を作ってもOK。

 

② ①の雞油にネギの小口切りを入れ、中火でキツネ色になるまで炒める。 

 

③ 鍋に鶏がかぶるくらいの量の水を入れて沸騰させ、冷蔵庫から出したばかりの冷たい鶏むね肉を入れる。 

 

④ すぐ弱火にして15分ほど茹でたら、火を止めて蓋をし、そのまま10分蒸らし、取り出す(茹で汁は捨てない)。

 

⑤ 鍋に④の茹で汁150mlと、グラニュー糖、塩、淡口醤油を入れて中火にかけ、沸騰したら2分くらい煮てタレを作る。

 

⑥ ④の胸肉の粗熱が取れたら、食べやすく裂く。 

 

⑦ 茶碗にごはんをよそい、⑥のむね肉を適量のせ、⑤のタレと②をかけ、お好みでたくあんなどの漬物を添える(ごはん130gに対して⑤が大さじ1.5、②が小さじ1.5くらいが美味しい)。 

 

 

 

 

「台湾で食べられているお米は、日本と同じジャポニカ米です。それに合うような料理が雞肉飯ですから、日本人の口に合わないわけがないですよね」(小河氏) 

 

魯肉飯(ルーローハン)や豆花(トウファ)など、今人気の台湾料理。真新しい視点で新米を味わってみてはどうか。 

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    台湾料理研究家

    2010年、初めての台湾旅行で、豊かな食材と多種多様な料理に魅せられる。
    料理研究家、フードコーディネーターとして雑誌やテレビなどで活躍後、2017年、台湾に短期料理留学。現地の料理教室で、アンバサダーホテルや圓山ホテルのシェフなどから学び、80種類以上の台湾料理を習得。
    ダイナミックな調理法と素朴な味わいにさらに魅せられ、本場の台湾料理を日本で忠実に再現するレシピの開発に力を注ぐ。
    台湾料理と台湾が好きすぎるあまり、2019年から、幼稚園児の息子とともに長期親子留学中。現地にいるからこそわかる本物の台湾料理や食文化を研究、紹介している。
    商品開発、雑誌や新聞へのレシピ提供、テレビ出演など多数。台北在住。

    著者紹介

    連載新米を味わう台湾料理

    現地発・台湾ルーローハンとお米料理

    現地発・台湾ルーローハンとお米料理

    小河 知惠子

    春陽堂書店

    日本で人気の台湾料理。日本ではなかなか出会わないような食材の組み合わせや、調味料の使い方をしているのが楽しい台湾レシピが満載です。 台湾料理と食文化に魅せられ移住した料理研究家・小河知惠子による、コラムも楽しい…

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