(写真はイメージです/PIXTA)

資産運用で「大損」を避けて長期にわたり安定した運用をおこなうには、分散投資が基本であり、最善でしょう。また、ひとくちに分散投資といっても、商品の分散、時間の分散、地域の分散といった複数の方法があります。そこで、分散投資の具体的な方法やメリット・デメリットについて、株式会社バンカーズが解説します。

管理が大変になることも…「分散投資」のデメリット

分散投資はメリットの大きい投資方法ではありますが、いくつか注意すべき点もあります。

 

一般的にはデメリットよりメリットが大きい手法といえますが、次の点に留意したうえで、分散投資を実践するのがおすすめです。

 

1.短期的なリターンは得にくい

分散投資では、自分の運用資産を構成する投資商品それぞれが異なる利回りの変化や価格の値動きをみせることで、相対的に損失を限定できるのが特徴。

 

これは裏を返すと、利回りの向上や価格上昇が自分の運用資産全体に起こることも期待しにくいということを意味しています。

 

したがって、分散投資ではリスクは低減できるものの、高いリターンを短期的にあげるのは困難です。基本的に長期間にわたり安定運用する際におすすめの投資方法であるといえます。

 

2.分散しすぎると投資先の管理が大変になる

現在では個人投資家でも非常に多様な金融商品に投資する方法があります。しかし、過度に分散しすぎてしまうと、かえって資産管理が大変になってしまう場合も。

 

ソーシャルレンディングやFXや証券会社など、それぞれの金融機関に口座を開設しないと投資できない金融商品もありますので、口座の開設と残高等の管理の手間も少なくありません。

 

分散度合いを高めるほどリスクが下がるのは確かですが、分散させ過ぎて資産管理が追いつかなくなることのないように注意しましょう。

 

 

株式会社バンカーズ
 

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※本記事は、株式会社バンカーズ(Bankers)のコラム「Bankersノート」より抜粋・一部再編集したものです。

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