(写真はイメージです/PIXTA)

退職が近づき、老後の資金繰りについて考えることが多い60代。多くの人が「年金だけでは不安」という思いを抱えるなか、「年齢を考慮した投資方法を知ることで、安定した収益を上げることが可能」と株式会社バンカーズはいいます。それはなぜか、また60代は具体的にどのような投資手法が向いているのか、みていきましょう。

60代が投資を始めるべき「3つの理由」

60代でも、投資を始めることは決して難しくありません。60代ならではの環境や資金状況を考慮すると、むしろ60代だからこそ投資に挑戦することがおすすめされます。

 

投資は老後にも定期的な収益を確保する基盤になるため、安定した生活の実現につながるでしょう。以下からは、60代が投資を始めるべき3つの理由を紹介します。

 

老後資金不足の時代…60代からでも資産形成する必要がある

60代からの投資は、老後資金の資産形成につながります。

 

金融庁の金融審議会が試算した、老後の20〜30年間で2,000万円の資金が不足するとされる「老後2,000万円問題」など、年金や保険だけでは老後の生活を賄えないと考える人は多いです。

 

「もしかしたら老後資金が足りなくなるかも」という不安を覚える人が増えていることから、投資による新たな資産形成方法に注目が集まっています。

 

投資なら60代を迎えてからでも、定期的に収入を得る新たな手段とすることが可能です。

 

これまで資産運用をしたことがない初心者でも簡単に始められるので、老後資金を安定化させるためにも60代からの投資はおすすめできます。

 

60代でも長期投資をする時間はある

現在の平均余命を考慮すると、60代からの投資でも長期投資をおすすめできます。

 

厚生労働省の調査によると、60代の平均余命は男性で23.67年、女性で28.91年となっています。NISA制度が想定する20年の投資期間よりも、長い平均余命となっているのです。

 

「投資をしてもその利益を使う時間がない」「長期投資ができないから大きな利益が得られない」といった点が、高齢者が投資を始める際の不安要素となっています。しかし、実際には60代からでも長期投資を始める時間はあり、得た利益を使う時間も十分に残される可能性が高いのです。

 

長期投資をしたうえでその利益を活用できる時間が想定できる点も、60代からの投資をおすすめする理由になっています。

 

投資できる「余剰資金」が豊富

60代は投資できる余剰資金が豊富であることも、投資をおすすめする理由となっています。これまでの貯金や退職金によって多くの資産を運用することができるため、投資に回す余裕のある資金を確保しやすいです。

 

そのため60代以降の人ほど、生活費などを無理に抑えることなく投資を行う余力があり、資産運用をしやすい環境にあるといえるでしょう。

 

金融広報中央委員会のデータによると、1世帯あたりの金融資産の平均は、50代で1,194万円、60代で1,635万円となっています。(中央値はそれぞれ50代が600万円、60代が650万円)

 

そのほかの年代と比較しても、50代・60代の資産は豊富なものとなっているため、余剰資金を投資に回しやすいでしょう。

 

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※本記事は、株式会社バンカーズ(Bankers)のコラム「Bankersノート」より抜粋・一部再編集したものです。

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