(※写真はイメージです/PIXTA)

事業のIT化をはじめたはいいものの、じつのところその全体像は把握できていない……こうした悩みを持つ経営者は少なくないと、株式会社システムシェアードの執行役員、田窪建太氏はいいます。ITベンダーに「カモ」として扱われないためにも、ITリテラシーの重要性をみていきましょう。

経営者は「ITリテラシーの向上が必須」なワケ

とはいえ、経営者の皆様は忙しくてITの勉強なんてとてもじゃないがやる時間がない状況かとは思います。

 

しかし、だからこそ経営者の皆様がITリテラシーを高めることが重要なのです。

 

筆者の会社が運営する東京ITスクールでは、高校生への授業も行っているのですが、今の高校生のITリテラシーレベルは相当高いです。かつ、Z世代の特性もあり、自分が興味を持っていることへの実現力と情熱はすさまじいものがあります。

 

ほんの数年後、新人採用していくと彼らが貴社に入社してきます。顧客やパートナー企業の窓口などに、彼らが出現します。

 

ITに対しての当たり前が違う人間同士での会話は、基本的に「世の中がどっちに進むか?」をベースにスタンダードが決まっていくものと推測されますので、

 

たとえばGoogleの基本機能が使えないとか、クラウドでの契約の仕方がわからないとか、そもそもクラウドがわからないとか、なんとなく不便を感じながら今の古いシステムを使っているとか……ということをやっていると、新しい世代のメンバーに、ビジネスで相手にされなくなってしまうかもしれません。

 

向こう10年を皆様の会社が生き抜くポイントは、皆様がITリテラシーを身につけて、ITベンダーになめられることなく、むしろフェアに付き合える力をつけること。

 

ITベンダーと「良き相談相手」として付き合っていくことができれば、明るい未来が手に入るのではないかと考えています。

 

 

田窪 建太

株式会社システムシェアード

執行役員

 

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