あなたは知っている?カード決済の仕組み
- QUESTION22 デビットカードとクレジットカードの違いは?
- ANSWER 支払うタイミングが違う
社会人になれば、支払いにカードを使うことも多くなるでしょう。
主なカードにはプリペイドカード、デビットカード、クレジットカードがあり、それぞれ支払うタイミングが違うことは覚えておきましょう。
前払い、同時払い、後払いの3種類があり、事前にプリペイドカードにチャージして支払うのが前払いです。
購入と同時にお金が減るのが同時払いで、デビットカードで支払いをすると同時に、銀行の預金残高が減っていきます。
あとでまとめて請求が来るのが、後払いです。クレジットカードで支払いをすると、クレジットカード会社が購入代金を立替払いし、後日、預金から引き落とされます。
後払いは、その場で代金を払っていないので、実は借金と同じです。自分で持っている金額以上を使えてしまうので、使いすぎると驚くような金額の請求が来るので注意です。
プリペイドカードの発行には審査がありません。デビットカードは、銀行に申し込んで発行してもらいます。銀行口座の残高の範囲内でしか使えないので、収入がなくてもつくれます。クレジットカードの発行には、さまざまな審査が必要なので、QUESTION23をよく確認してみてください。
- QUESTION23 クレジットカードはどうやってつくるの?
- ANSWER ネットでも店頭でも申し込めるが支払能力の審査がある
申し込みには「本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)」と利用代金の支払い口座、届け出印などが必要です。
その際には、必ずカード会社による審査が行われます。内容は会社によって異なりますが、本人の支払い能力の有無を確認するのが目的です。
会社員であれば勤務先の社名や勤続年数、役職、年収など。家族構成や、住まいが賃貸か持ち家かといった情報。また、本人の過去数年間のローンやクレジットカードの利用履歴なども対象です。返済が滞っていなかったか、多重ローンを組んでいないかなども、指標になるからです。
審査を通過すると、クレジットカードが郵送されます。受け取ったら、申し込んだ内容と違いがないか確認し、誤りがあったときは、早急にカード会社へ連絡を。間違いなければ、裏面に署名します。署名がない場合、利用を断られてしまうこともあるので注意が必要です。
また、クレジットカードには「有効期限」があり、数年に一度自動的に更新されて、新しいカードが送られてきます。古いカードは折る、切るなどしてから捨てて、新しいカードを使いましょう。