自分にとって最適な金融商品は何か
- QUESTION20 ただ銀行に預けておくだけだとだめなの?
- ANSWER どんな金融商品が自分にとって最適か検討してみよう
将来に向けてお金を準備するには、「貯蓄」と「投資」という2つの方法があります。
貯蓄とは銀行などの金融機関に預金するなどお金を貯めること。しかし実際のところ、現在は超低金利時代が続いているので、お金を銀行に預けておくだけではなかなか増やせないのが現実です。
そこで、投資による資産運用が有効です。投資とは利益を見込んで株式や投資信託などを購入すること。現在はNISAなどお得な投資もあるので、まずは少額からお金を動かしてみるのも手なのです。
投資のために金融商品を選ぶときは、どんな商品が自分にとって最適なのか検討する必要があります。
お金を増やす「収益性」を優先するなら、株式、債券、投資信託、不動産などの投資先があります。
住宅資金など「安全性」を優先するなら預貯金、債券、保険など。
失業やケガ・病気をしたとき生活資金にするなど「流動性」を優先するなら、預貯金などがあります。
教育資金や老後資金など、今すぐに必要ではなくても将来のために増やしておきたいなら、投資として株式や投資信託などを利用し、長い時間をかけて増やすのがいいでしょう。
- QUESTION21 NISAって何がお得なの?
- ANSWER 長時間に少しずつ積み立てたい人には断然お得な「非課税」
NISAという制度を耳にしている人も多いのではないでしょうか。
これは、Nippon Individual Savings Account(少額投資非課税制度)の略で、投資で得た運用益が非課税になる制度です。
ふつう株式や投資信託などを売却した場合、利益や受け取った配当には、約20%の税金がかかります。しかし、NISAは「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得た利益に税金がかかりません。
NISAには、3種類あります。
- 一般NISAは20歳以上向けで、非課税になる投資上限額が年間120万円、非課税投資期間が5年間。
- つみたてNISAは20歳以上向けで、投資上限額が年間40万円、非課税投資期間が20年。
- ジュニアNISAは未成年向けで、投資上限額が年間80万円、非課税投資期間が5年。
一括投資や株式投資がしたい人は、一般NISA、毎月少額ずつ長期間にわたって投資信託の積み立て投資をしたいなら、つみたてNISAがいいでしょう。つみたてNISAで積み立てたお金はいつでも引き出すことができ、住宅や車の購入など、ライフプランに合わせて利用できます。