- QUESTION17 iDeCoって何がお得なの?
- ANSWER 節税効果が大きく老後生活の支えにもなるのがメリット
iDeCoというものを最近よく聞くけれど、何かは知らないという人も多いのではないでしょうか。
これは老後の資金不足に備える方法で、私的年金のひとつである確定拠出年金、その一種になります。「個人型(iDeCo)」と「企業型」という分類になっています。
まずはiDeCoのほうから説明しましょう。こちらは口座を開設して現役時代に掛金を積み立て、自分で運用して、60歳以降に受け取ることができる制度です。
受け取り方には、退職所得控除の対象となる「一時金」と公的年金控除の対象になる「年金」、両者のハイブリッドである「併給」があります。それぞれの控除の枠に収まるかを踏まえて検討しましょう。また、上図のように掛金は全額控除、運用益は非課税になるため、現役時代の負担がより小さくなってお得なのです。
次に、企業型のほうの説明をします。企業型は会社が毎月従業員の年金口座に積み立てして、社員自らが資産の運用を行う制度です。企業年金の代わりとなる制度で、実施している企業とそうでない企業がありますが、転職したあとも掛金は持ち越すことができるので、積み立てが無駄になることはありません。