(画像はイメージです/PIXTA)

万が一の場合に役に立つ保険制度。その具体的な制度を知っていますか? 誰もが利用できる公的保険制度の仕組みから、民間医療保険の選び方まで、身近な社会保障の疑問を泉美智子監修『学校では教えてくれなかった社会で生きていくために知っておきたい知識』(株式会社KADOKAWA)で解説します。

  • QUESTION11 医療保険って自分でも入ったほうがいいの?
 
 
  • ANSWER 貯蓄が少なければ民間保険への加入を検討しよう

 

公的保険の対象になるのは医療費のみで、入院中の食費や寝巻などの雑費、個室のベッドにした場合の差額、先進医療の治療費などは対象になりません。貯蓄が少なくてそういった出費が難しい場合は、民間の保険に入っておくと安心です。月に数千円の保険料を払っておくことで、のちのちのリスクを軽減することができるのです。

 

  • QUESTION12 民間の医療保険ってどう選ぶのがいいの?
 
 
  • ANSWER 自分の貯蓄を踏まえてプランを選ぼう

 

前ページで説明した民間の医療保険ですが、選ぶ際は自分の貯蓄を踏まえて考えましょう。高額療養費制度の1ヵ月の自己負担額上限の12倍(1年分)ぐらいの貯蓄があれば、保険に加入せずに、保険料分を貯蓄に回すのがおすすめです。

 

足りていない場合は、不足しそうな分を保険料とのバランスを考えて民間の保険の保障で補うように考えて選びます。

 

本連載は、2022年3月17日発行の書籍『学校では教えてくれなかった社会で生きていくために知っておきたい知識』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

学校では教えてくれなかった 社会で生きていくために知っておきたい知識

学校では教えてくれなかった 社会で生きていくために知っておきたい知識

泉 美智子

KADOKAWA

義務教育では教えてくれなかった「本当に必要な知識」、教えます! なんとなく社会人になって、なんとなく働いていると、「なんとなくボンヤリした不安」に襲われます。それは、学校では教えてくれないくせに、「大人なら当然…

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