※画像はイメージです/PIXTA

生まれたときから一戸建てで暮らしてきた芝本シズ江さん(80歳/仮名)。膝と腰の調子が悪く、階段がつらくなったのを機に老人ホームへの入居を決めました。バリアフリーながら、高級感のある内装と間取りが気に入っていたのですが……。入所してすぐに施設内の騒音、人間関係、スタッフとの相性の悪さからストレスを感じるようになってしまいます。そして半年後には別の老人ホームへ転居することに。その原因を詳しく紹介していきましょう。
※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

入居者、スタッフ、責任者。誰も信用できない……

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賑々しいのを嫌っていると自室に閉じこもってしまいがちになるので、サークル活動に顔を出すようにしてみました。ところが、ここでも芝本さんの悩みは深まるばかりです。「ガーデニング倶楽部」というサークルに参加してみると、いい加減な知識で園芸をするスタッフに驚きました。根を傷める植物の扱いや、間引きの仕方もしらない野菜の育て方に目を疑いました。「土を触るのはいいことです。自然の香りを十分に楽しみましょう」とニコニコするスタッフ。本格的なガーデニングをしたいと考えていた芝本さんには、納得のいくものではなかったのです。

 

そこで話しかけてきた3人グループの女性と、ホーム内のカフェでお茶をすることに。少しでも楽しい話ができたらと思いましたが、いきなり「入居されたばかりよね、それならAさんとBさんには気をつけてね。悪口言いふらすから。あと、Cさんはセクハラしてくるわよ」と次から次へと、入居者の陰口のオンパレード。何も言えず下を向く芝本さんに「大丈夫! 私たちが守ってあげるから。サークルはこれとこれに入りなさいね」とすっかり仲間に入れられています。

 

断り切れず「カラオケ」と「塗り絵」のサークルにも入りましたが、どれも居心地が悪く楽しめません。午後のお茶に誘われるのが苦痛で、その時間にリハビリのできるフィットネスジムへ行ってみることにしました。ところが、ここでもスタッフとの相性が合いません。「芝本さん、大丈夫かな? 今日も頑張っちゃいましょうね」と、幼稚園児に話しかけるようなスタッフにげんなりです。大人の生活がしたかったのに……。結局、自室にこもるようになっていったのです。

老人ホーム探しのプロを頼り、幸せに暮らしています

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半年間、そのままの環境で頑張りましたが、精神的な苦痛は大きくなるばかり。娘に相談をして、別の老人ホームに移ることにしました。今度は失敗をしたくないと「老人ホームを探してくれるコンシェルジュ」に相談をすることにしました。

 

静かな雰囲気で、大人として入居者を扱ってくれるところとリクエストすると、ぴったりのホームを紹介してくれ、今は自分らしく毎日を過ごしています。老人ホームと一口にいっても、住み心地はまったく違います。「専門家の目で、本当に自分に合った場所を選んでもらえて幸せです」と芝本さんはおっしゃっています。

 

 

 

脇 俊介
MY介護の広場 老人ホームを探す マネジャー

 

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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