前回に引き続き、相場全体の方向性を探る方法を紹介します。今回は、「信用評価損益率」を使い、買いと売りのベストな時期を見極める方法を見ていきましょう。

信用評価損失率がマイナス20%まで下がれば「買い」

前回に引き続き、相場全体の方向性を探る方法を見ていきましょう。今回は、「信用評価損益率」を使った相場の見方を説明します。

 

下記の図表は、3市場(東京・大阪・名古屋)で信用買いをしている人がどのくらいの含み損を抱えているかを示したもので、週1回、日本経済新聞朝刊にも掲載されます。

 

[図表]信用評価損失率

 

信用取引は、個人投資家の売買の約6割を占めるため、信用評価損益率を見れば、全体的な個人投資家の損益動向がある程度把握できると考えられます。

 

通常、ゼロからマイナス20%前後で推移し、この数値がゼロに近づけば相場は天井に近く、マイナス20%以上まで落ち込むと、相場は底打ちする可能性が高まります。つまり、マイナス20%近くまで下がれば買いの時期だと判断できます。

利益が出る時期・出ない時期が明確に分かれる株式投資

一般的に、テクニカル指標を単体で使って売買タイミングを探ると、信頼性に欠ける場合があります。そこで、季節要因のグラフを基本としながら、騰落レシオと信用評価損益率を使って日経平均株価の値動きを見れば、買いの時期と売りの時期を探ることができます。

 

<買いのベストな時期>

 

①季節要因・・・底値となることが多い10〜12月

②騰落レシオ・・・100を大きく下回っているとき

③信用評価損益率・・・マイナス15%〜マイナス20%のとき

 

以上、三つの条件が重なれば、買いとしてはベストな時期と判断できます。

 

<売りのベストな時期>

 

①季節要因・・・天井となることが多い4月、5月以降

②騰落レシオ・・・130〜140のとき

③信用評価損益率・・・マイナス4%〜マイナス5%のとき

 

以上、三つの条件が重なれば、売りとしてはベストな時期だと判断できます。

 

季節要因とこの二つの指標を合わせて投資の時期を判断する方法は、筆者が証券会社に勤務しているときから見ているのでほぼ狂いはないと断言できます。このように株式市場は儲けやすい時期と儲けにくい時期が明確に分かれるため、仕込み時はチャートだけではなく、これらの指標を使って判断すべきなのです。

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    本連載は、2015年12月10日刊行の書籍『初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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    紫垣 英昭

    幻冬舎メディアコンサルティング

    アベノミクス効果や日銀の金融緩和により、賑わいをみせている日本の株式市場。昨年からはじまったNISAに続き、ジュニアNISAの創設や教育資金一括贈与に係る贈与税の非課税措置の延長など、若年層にむけての資産形成支援も充実…

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