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「スイングトレードの鉄板手法ってあるの?具体的なやり方は?」
「スイングトレードの利益ってどれくらい?目安の資金は?」
などスイングトレードについて悩んでいませんか?
この記事を読めばスイングトレードの鉄板手法ができるようになりますよ!
なぜなら、チャートの設定方法から損切り・利益確定までの手順を、実際のチャート画面を使って解説しているからです。
また、スイングトレードで月収20万円や30万円を目指すための、現実的な資金と利幅(pips)がわかる早見表も用意しています。
この記事を読んだ後、スグにスイングトレードを実践できる内容になっているので期待して読んでくださいね。
・実践向けの順張りスイングトレード手法
・スイングトレードと相性抜群のテクニカル分析
・スイングトレード向けのFX会社
・リスクを抑えて勝率を上げるポイント
・スイングトレードの資金目安
・スイングトレードで勝てない人の特徴
FXのスイングトレードとは? 中期投資の基本

スイングトレードは、数日から数週間のスパンでトレードを行うトレードスタイルです。
一般的に1日以上のトレードからスイングトレードに分類されます。
後述しますが、FXの中では2番目に長い期間ポジションを持つトレードスタイルです。
スイングトレードは一般的にトレンド相場を狙った順張り手法で為替差益を狙います。
為替差益とは?
為替差益は通貨売買の価格差で利益を得る仕組みです。
例えば、米ドル/円 = 100円の時に1万円で100ドルを買い、米ドル/円 = 110円の時に100ドルを売ると11,000円になり、1,000円が利益となります。

トレンドを見極め、トレンドが続いている間はポジションを保持し、トレンドが終わったと判断したら決済します。
長くても数週間のトレードであるため、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を重要視するスタイルです。
FXの他トレードスタイルとの違い

FXのトレードスタイルには、スイングトレードの他に、スキャルピング、デイトレード、長期トレードが存在します。
スイングトレードはスキャルピングとデイトレードより長く、長期トレードより短い中期間のトレードスタイルです。
それぞれのトレードの特徴は次の通りです。
【通貨ペアの流通量トップ3の表2019年】
取引スタイル | 取引の特徴 |
スキャルピング | 数秒〜数分間の短い取引時間で、小さな利益を積み重ねる取引スタイル |
デイトレード | 数時間〜1日以内で取引を繰り返し、コツコツ利益を積み重ねる取引スタイル |
スイングトレード | 数日〜数週間と比較的長い取引時間で、1回の取引で大きな利益を狙う取引スタイル |
長期トレード | 数か月~数年単位でポジションを保有し、主に金利差益を狙う取引スタイル |
スキャルピングとデイトレードは小さい利幅のトレード回数を積み上げて稼ぐのに対し、スイングトレードは利幅が大きいので少ないトレード回数で稼ぎます。
そのため、1回で扱う取引通貨量が多いのが特徴です。
よくある質問でデイトレードとスイングトレードの違いを尋ねられますが、違いは日をまたぐかまたがないかです。
また、長期トレードは主に金利差益(スワップポイント)を狙い、対してスイングトレードは主に為替差益を狙うスタイルです。
それぞれのトレードスタイルのメリット・デメリットが違うため、自分と相性のいいトレードスタイルを選ぶといいでしょう。
スイングトレードの最強手法は順張り! 相場の流れに乗りやすい

順張りとはトレンド相場の波に乗る手法です。
為替にはトレンド相場と呼ばれる相場があり、上昇トレンドは高値を更新しながら推移し、下降トレンドは安値を更新しながら推移します。
トレンドは継続する傾向があるため、数週間トレンドに乗ることができれば大きな利益を見込めためスイングトレードとの相性は抜群です。
しかし、想定と反対の動きになると大損失の可能性もあるので注意が必要です。
スイングトレードのエントリータイミングは4時間足や1時間足で見極める

(画像:GMOクリック証券のプラチナチャート)
スイングトレードでは、日足チャートを使って大きなトレンドの方向性を把握するのが基本です。
ただし日足だけを見ていると、実際のエントリーポイントがざっくりしすぎてしまい、どこで入ればいいのか悩みがちです。
そこで4時間足や1時間足など、もう少し短い時間軸を確認し、具体的に押し目や戻り目がどのタイミングで起きているかを見極めると精度が上がります。
たとえば日足で明確な上昇トレンドを確認したら、次は4時間足で移動平均線の傾きやボリンジャーバンドの形状をチェックし、サインを捉えてエントリーします。
日足が上昇局面でも、4時間足で大きめの下落が続いているときに買いで入るのは早すぎる可能性があるので、エントリーのタイミングはもう一段階小さい足で確認するのが理想的です。
今スグ実践できる!スイングトレードの順張り手法を6STEPで徹底解説!

ここからは、スイングトレードの鉄板順張り手法を解説します。
「トレード未経験者でも実践できる」を想定して、最初の環境設定から損切り、利益確定まで7STEPで手取り足取り解説しているので、誰でもできる順張り手法となっています。
STEP1:トレード環境・テクニカル指標の設定
STEP2:複数時間足からトレンドを見極める
STEP3:テクニカル分析からエントリータイミングを探す
STEP4:損切りラインを決める
STEP5:利益確定の条件を決める
STEP6:エントリーはOCO注文で行う
チャート画面を使ってわかりやすく説明しています。
【STEP1】トレード環境・テクニカル指標を設定しよう
はじめに分析ツールのトレード環境を整えましょう。
今回の設定内容は次の通りです。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 参照時間足:1時間足、1日足、週足
- テクニカル指標:移動平均線(SMA)
- 移動平均線の期間:「5」、「30」

これだけでも立派な分析が可能です。
次から実際の手法について解説しますね!

【STEP2】複数時間足からトレンドを見極めよう
まずは現在と過去のチャートの動きから、現在の相場がトレンドであるか見極めましょう。
まずは1日足で、長期相場の流れをトレンドラインを使って確認しましょう。

その後、同じ要領で1時間足でも確認します。

緩やかなトレンドラインを確認できましたね。
移動平均線の傾きも1日と1時間ともに上昇だったので、現在上昇トレンド中であると分析できました。
この時、直近と今後数週間のファンダメンタルズ指標も確認するのも重要です。
大きな指標発表が控えてる場合は、トレンド相場が継続しない可能性があるのでトレードは控えましょう。
あわせて読みたい:【経済指標とは】FXで重要な理由と見方、注目すべき指標トップ10
【STEP3】テクニカル分析でエントリータイミングを探そう

シンプルな移動平均線のゴールデンクロスを狙いましょう。
ゴールデンクロスとは?
ゴールデンクロスは移動平均線で使われる手法の一つで、複数期間の移動平均線を表示させ、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線をクロスして貫く状態を指します。
ちなみにゴールデンクロスは下から上にクロスする上昇への転換サインで、逆の上から下にクロスする下降への転換サインをデッドクロスと呼びます。
【ゴールデンクロス・デッドクロスの例】

上のチャート画面の黒丸で囲んだ部分は、短期の赤線が長期の黒線を突き上げるようにクロスしていますね。
これがゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスは、相場が下降から上昇に転換するサインなので、今後上昇すると予測して順張りを狙ってみましょう。

私のエントリータイミングは、上昇後の2回目の反発を確認した後です。

なぜなら、1回目の反発後だと早すぎてトレンドに発展しない、3回目だとトレンドが終わってしまう可能性があるからです。

上チャートの1回目の反発は様子見し、2回目の反発後がエントリーのタイミングになります。
【STEP4】許容できる損切りラインを決めよう

私が順張りでエントリーした時の損切りは、2回目の反発ラインを超えたラインに設定しています。
理由は上昇トレンドを予測したエントリーなので、2回目の反発より下降した時点でトレンドではないと判断しているからです。
当然、下降後に上昇する場合もありますが、『そのうち上がる』といった期待をして失敗したパターンが多いので、現在はこのルールで運用しています。
【STEP5】利益確定の条件を決めよう


私の利益確定ポイントは直近の高値ラインで反発したタイミングです。

理由は直近の高値ラインを見ている投資家が多く反発しやすいからです。
ただし、高値ラインをそのまま突き抜ける場合や、高値ラインに到達前に下降する場合もあります。
利益確定は最初に目安のラインを決め、その後は臨機応変に対応するのが現実的なやり方です。
FXのエントリー、損切り、利益確定のタイミングには正解がなく、最終的には経験を積んで自分だけのトレードルールを確立する必要があります。
【STEP6】OCO注文で注文しよう
損切りと利益確定ポイントが決まれば後は注文するだけですが、スイングトレードの場合はOCO注文をしましょう。
理由は、デメリットでも説明した相場の急変に対する対策です。
OCO注文は、注文と同時に逆指値注文と指値注文をあらかじめ設定することができます。
つまり、損切りラインに達した時は損切り決済、利益確定ラインに達した時は利確決済を自動的にしてくれるんです。
OCO注文をしていれば気づいた時には強制ロスカットで口座資金を失うという事態を回避できます。
ただし、OCO注文も完璧ではなく、相場の著しい急変やサーバーに負荷がかかるな喉して正常に機能しない場合もあるので注意してください。
OCO注文の利益確定ラインの決め方は初心者には難しいため、最低でも損切り決済ができる逆指値注文は必ず設定するようにしましょう。
あわせて読みたい:【FXの逆指値注文】トレンドフォローと利確・損切りにおける3つの手法!
あわせて読みたい:【OCO注文とは】利確・損切りを同時に発注!4つの活用方法と注意点

今回の手法を含め私が参考にしている書籍が『岡安盛男のFX攻略バイブル』です。
FX基礎からテクニカル指標やトレードスタイルの手法が解説されていて、とても参考になりおすすめですよ!
今回紹介した順張り手法は、初心者に第一歩を踏んでもらうための手法です。少しでも参考にしていただけると嬉しいです!
スイングトレードと相性抜群! 移動平均線とボリンジャーバンドを使った分析手法

次は先ほどの順張り手法の移動平均線にボリンジャーバンドを加えた手法を解説します。
ボリンジャーバンドは、移動平均線にσ(シグマ)と呼ばれる線を加えた指標で、「値動きが大体この帯(バンド)中に収まる」といった情報を教えてくれるテクニカル指標です。

使い方は、上のチャート画像のように+2σにローソク足が触れたら「下がる」、-2σに触れたら「上がる」と判断してトレードします。
次から具体的な使い方を解説しますね。
あわせて読みたい:FXのボリンジャーバンドは一石三鳥!同時に3つの分析ができる優等生
分析ツールの設定
スイングトレードのボリンジャーバンド手法は、移動平均線と組み合わせて使います。
分析ツールの設定は次の通りです。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 参照時間足:4時間足
- ボリンジャーバンド:±σ2、±σ3
- 移動平均線(SMA):「200」
エントリーのタイミング

まずは、移動平均線とローソク足の位置関係から相場の流れを確認します。
移動平均線がローソク足より下に位置し、上向きに推移している場合は上昇トレンド、逆に上に位置して下向きに推移してる場合は下降トレンドと判断します。
【ボリンジャーバンドのトレンド判断基準】
・200日の移動平均線がローソク足より下に位置し、上向きに推移している場合は上昇トレンド
・200日の移動平均線がローソク足より上に位置し、下向きに推移している場合は下降トレンド
上のチャート画面は上昇トレンド時の例です。
トレンドを確認できたら、次のチャート黒丸部分のようにローソク足が-2σ(シグマ)に触れたタイミングで買いエントリーします。

-2σは、95.4%の確率で範囲内に収まる意味を持っています。
つまり、-2σに触れた時点で4.6%の確率で起こる異常な相場と判断できるため、正常に戻る動きを想定したエントリーをするのがボリンジャーバンドの基本的なセオリーです。
【ボリンジャーバンドのエントリー判断基準】
・ローソク足が-σ2に触れたら「買い」エントリー
・ローソク足が+σ2に触れたら「売り」エントリー
損切りと利益確定のタイミング

損切りのタイミングは、上のチャート黒丸部分の-3σに触れたタイミングです。
上昇傾向の中逆行して-3σまで動く場合は、短期的に大きく相場が動いている可能性が高いからです。
高いリスクをとってトレードを続ける必要はないので、いさぎよく損切りしましょう。
【ボリンジャーバンドの損切り判断基準】
・「買い」でエントリーしている場合、ローソク足が-σ3に触れたら損切り
・「売り」でエントリーしている場合、ローソク足が+σ3に触れたら損切り
利益確定のタイミングは、次のチャート画像黒丸部分の+2σに触れて反発したタイミングです。

エントリーした根拠と同じく+2σに触れるのは異常なので、正常な動きに戻ると考えて決済します。
反発後また上昇するケースもありますが、一旦プラスで決済して次のチャンスを待つ方がリスクを抑えられ賢明です。
【ボリンジャーバンドの利益確定判断基準】
・「買い」でエントリーしている場合、ローソク足が+σ2に触れたら損切り
・「売り」でエントリーしている場合、ローソク足が-σ2に触れたら損切り
スイングトレードにおすすめのFX会社3選を紹介
スイングトレードをする際は、取引ツールの機能や使いやすさに注目すると快適に取引できます。
【スイングトレードにおすすめのFX会社】
国内の大手FX会社であれば、スプレッドが比較的安定しているうえ、チャートや注文機能が充実しているところが多いです。
最終的には複数口座を使い分けて、自分に合った会社を見極めるのが賢い手段です。
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スイングトレードでリスクを抑えて勝率を上げる5つのポイント

次はスイングトレードの勝率upにつながる次の5つのポイントを紹介します。
・値動きの安定したメジャー通貨ペアを選ぶ
・最小ポジションを常に保有する
・直近のファンダメンタルズ指標を確認する
・トレンド発生の要因を考える
・ポジションは少なく、利益確定と損切りの幅は広くする
いずれのも一手間で実行できるシンプルなコツなので、スイングトレードで勝ちたい人は必ず実践しましょう。
値動きの安定したメジャー通貨ペアを選ぶ
スイングトレードは、必ずメジャー通貨ペアでトレードしましょう。
なぜなら、メジャー通貨ペアだとチャート分析やテクニカル分析が機能しやすいからです。
テクニカル分析は、同じ分析で同じ予測でエントリーしている人が多いほど機能しやすくなります。
つまり、市場参入が多いメジャー通貨ペアは、テクニカル分析を見ている人も必然的に多いため、予測結果が反映されやすいんです。

私のおすすめは断然米ドル/円です!
世界第2位の取引量を誇り、何より日本人にも馴染みやすいからです。

国際決済銀行(BIS)の発表で、米ドル/円の取引量は、ユーロ/米ドルに次ぐ世界第2位です。
ランキング | 通貨ペア | 取引割合 |
1位 | ユーロ/米ドル | 22.7% |
2位 | 米ドル/円 | 13.5% |
3位 | ポンド/米ドル | 9.5% |
それだけ参入者が多い通貨ペアなので、相場も安定していてテクニカル分析も機能しやすいです。
逆に新興国などのマイナーな通貨ペアは、値動きが安定せずテクニカル分析が通用しにくいため避けましょう。
最小ポジションを常に保有する

スイングトレードは、最小ポジションを常に保有しながら売買を繰り返す売買方法がおすすめです。
理由は、利益を継続的に取得しつつ、損切時はリスクを最小限に抑えられるからです。
具体的な売買イメージは上の図解のようになります。
トレンド相場に乗る前提の売買方法で、例えば5万ドルで売りエントリーをした場合、次のサポートラインの反発で一旦4万ドルを買い決済し80%分の利益を確保します。
残り20%の1万ドルは保有し続け、再度レジスタンスラインで反発があった時に4万ドルを追加売り注文し、またサポートラインで80%分の利益確保の流れを繰り返します。
仮にレジスタンスラインで反発しなかった場合は、損切りの被害を1万ドルに抑えられるため、リスクを抑えながら利益も狙える有効な売買方法です。
直近のファンダメンタルズ指標を確認する
スイングトレードをする場合は必ずファンダメンタルズに関する情報を確認しましょう。
なぜなら、為替チャートに現れない別視点の予測ができるからです。
ファンダメンタルズ分析は、世界経済や金融イベントを基に相場を分析する手法で、特にスイングトレードなどの中長期の分析に適しています。
例えば米ドル/円で、アメリカの政策金利で金利を上げると発表した場合、世界の投資家たちは金利の高い米ドルを買うため将来円安・ドル高になると予測できます。
もしテクニカル分析だけだと、この予測が立てられず不利なのは明白ですね。
ファンダメンタルズは、アメリカの金利政策や雇用統計などの定期的に行われる経済指標と、リーマンショックのような突発的なイベントの2種類あります。
為替相場に影響を与える重要な経済指標は、常に確認するクセをつけしましょう。
あわせて読みたい:【経済指標とは】FXで重要な理由と見方、注目すべき指標トップ10
トレンド発生の要因を考える
スイングトレードは、「なぜトレンドが発生したのか?」要因を徹底的に見極めることが重要です。
要因を知ることでトレンドの終わりも予測しやすくなるからです。
極端な例をいうと、ドル安のトレンド相場の要因が「アメリカの雇用統計で失業率が悪い」だった場合、失業率が良くなったらトレンド相場が終わると予測できます。
必ず予測が当たる訳ではありませんが、FXは情報量で勝負する投資でもあるため一つでも多くの情報を武器にして取り組みましょう。
また、要因を理解できると知識として蓄積され未来のトレードでも活用できますよ。
ポジションは少なく、利益確定と損切りの幅は広くする
スイングトレードはポジションを少なくし高い証拠金維持率250%以上を維持しましょう。
なぜなら、スイングトレードの値幅は短期トレードよりも大きく、ポジションを多く持ちすぎるとスグに強制ロスカットの可能性が高くなるからです。
例えば米ドル/円=100円の時、5万円の証拠金でレバレッジ25倍の1万通貨で取引した時の証拠金維持率は125%です。
仮に買いエントリーの場合は、99円になった時点で強制ロスカットになります。
スイングトレードで1円動くことは珍しくないので、証拠金維持率は250%以上を目安にするとレバレッジも10倍前後に抑えられ安全に取引できます。
今回の証拠金5万円であれば、5,000通貨で取引すると証拠金維持率が250%です。
これは90円でロスカットされる計算で、数字上はリーマンショック時の7円下落に耐えられます。
スイングトレードは、利益確定と損切りの幅は広くとることが理想的なので、大きく為替が動いてもロスカットが発生しないように証拠金維持率250%以上を維持しましょう。
証拠金維持率に関わるロスカットやレバレッジについて詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
あわせて読みたい:【FX初心者必見】ロスカットは守護神!損失を防ぐ仕組みと回避策5つ
あわせて読みたい:【衝撃】FXのレバレッジは2種類あった!正しいかけ方で勘違いを解消
目標利益からわかるスイングトレードの目安資金


スイングトレードって月にどれくらい稼げるの?

スイングトレードの利益は資金と獲得pipsで決まります。
例えば、10万円の資金で月収1万円を達成するための計算式は次の通りです。
【資金から取引通貨量を計算】※ドル/円 = 100円、レバレッジ = 10倍の場合
計算式:投資資金 × レバレッジ ÷ 100円 = 取引通貨量
計算例:10万円 × 10倍 ÷ 100円 = 1万通貨
【獲得pipsから利益を計算】※ドル/円 = 100円、レバレッジ = 10倍の場合
計算式:取引通貨量 × 獲得pips = 利益
計算例:1万通貨 × 1円(100pips)= 1万円
つまり、10万円の資金で月1万円稼ぎたい場合は100pips獲得する必要があります。
このように、FXの月収は取引通貨量と目標獲得pipsから簡単に逆算できます。
この後、スイングトレードで専業になるために必要な資金と獲得pipsの目安を紹介しますね。
必要月収から資金と獲得pipsを逆算しよう
スイングトレード専業トレーダーになるための、必要資金と月間獲得pipsの目安を見ていきましょう。
下の表は、目標月収を達成するために必要な資金と獲得pipsです。
米ドル/円 = 100円、全て証拠金維持率250%以上、実効レバレッジ10倍のトレードをした前提です。
目標月収 |
必要資金 |
取引通貨量 |
必要獲得pips |
20万円 |
400万円 |
40万通貨 |
50pips |
30万円 |
600万円 |
60万通貨 |
50pips |
1000万円 |
2000万円 |
200万通貨 |
50pips |
安全である証拠金維持率250%を想定しているため必要資金が高めではありますが、月間50pipsと思ったより少ない獲得pipsで達成できます。
最低限生活できるラインを20万円とすると、専業スイングトレーダーになるための必要資金は400万円が目安です。
しかし、当然損失する可能性もあるので初心者の場合は安易に手を出さず、まずは1,000通貨などの少額で腕を磨くことをおすすめします。
また、FXで一定の金額の利益を上げると納税の義務が発生するので、専業トレーダーを目指す人は注意しましょう。
あわせて読みたい:【未払いNG】バイナリーオプションの税金を徹底対策!税率固定で節税
スイングトレードで勝てない人の特徴|初心者にありがちなミス

ここでは、「スイングトレードをしているけどなかなか勝てない」という人に勝てない理由を解説します。
スイングトレードで勝てない理由は次の4つです。
・損切り注文を使っていない
・注文後の放置時間が長い
・利益確定・損切りが早すぎる
・根拠を持ってトレードしていない
それぞれ解説しますね。
損切り注文を使っていない

スイングトレードで大きく負ける原因の一つが、損切り注文が徹底できていないです。
損切り注文ができない理由のほとんどが、忘れてしまう・めんどくさいといったトレーダーの問題です。
「損切りができない」は金融先物取引業協会の損失原因調査でも、上の調査結果の通りダントツ1位の損失原因となっています。
損切り対策として使えるのが、損切りラインに達したら自動的に損切り決済できる逆指値注文です。

逆指値注文を損切り注文で使う場合は、1度ポジションを持った後に逆指値注文をする必要があります。
特に初心者は損切り注文の重要性や存在自体を知らない人もおり、防げた損失を繰り返してFXを諦めている人も多いです。
スイングトレード中は、常にチャート画面に張り付くことは不可能です。
知らぬ間に相場の急変が起きても想定内の損失に抑えられるように、スイングトレードでは必ず損切りを設定しましょう。
あわせて読みたい:【FXの逆指値注文】トレンドフォローと利確・損切りにおける3つの手法!
注文後の放置時間が長い
スイングトレードで良くある失敗例が、注文後に放置してしまう失敗です。
理由は単純に忘れてしまう、忙しくて忘れてしまうなどシンプルです。
放置してしまう対策でも有効なのが前述の損切り注文で対応します。
注文と同時に逆指値注文やOCO注文で損切りを仕込んで置くだけなので、これだけ徹底すれば「放置による大損失」を避けられますよ。
利益確定・損切りが早すぎる

勝てない原因の一つに利益確定・損切りのタイミングが早すぎるがあります。
理由は勝ちたい欲望や損失の恐怖に勝てずに、最初に設定した利益確定・損切りラインまで待てないからです。

スイングトレードはポジションを持ってる期間が長いから、我慢できずに早く決済しちゃうことが多いんだよね。

金融先物取引業協会の実施した調査でも「損切りのタイミングが早すぎた」が損失原因の約3割を占めています。
人間は思考能力がある生き物なので、感情が芽生えること自体は問題ありません。
しかし、FXで戦っていくには感情に流されないメンタルコントロールは重要です。
ただし、早めに利益確定・損切りも決して悪いことではなく、損失拡大を防ぐ可能性もあります。
ここで大事なのが、最初の分析でしっかりとシナリオを構築することです。
例えば上昇トレンド予測して順張りエントリーしたにも関わらず、レンジ相場になったらこの時点で予測は外れているので、決済した方が良いでしょう。
分析時のシナリオと異なる動きであれば早めの決済も有効です。
根拠を持ってトレードしていない

ろくな分析もせず根拠の薄いトレードをしてしまうのも負けてしまう原因です。
金融先物取引業協会の損失原因調査でも約4割りを占めています。
FXは極論上がるか下がるかの2択なので、分析がめんどくさいと「上がりそう」「次は勝てる」という根拠のないギャンブルのようなトレードをしてしまいます。
解決策は全てのトレードでは、分析を行い根拠を持ってトレードすることです。
もし分析の結果強い根拠が出なかった場合は、いさぎよくトレードをあきらめましょう。
FXのスイングトレード手法 まとめ
ここまでスイングトレードの手法について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
最後にスイングトレードを実践する際の重要な点をまとめます。
・スイングトレードで大きく稼ぐのにおすすめの手法は順張り
・専業トレーダーで月収20万円を目指すなら資金は400万円以上を目安とする
・スイングトレードと相性のいいテクニカル分析は移動平均線とボリンジャーバンド
・スイングトレードのコツは、安定したメジャー通貨ペアで最小ポジションを保有しながらトレードする
スイングトレードは、短期トレードに比べて拘束時間が短く、1回のトレードで大きな利益を得られる魅力的なトレードスタイルです。
仕事やプライベートに忙しい人でも、コツさえ掴めば効率的に稼ぐことができます。
今回紹介した順張り手法をスイングトレードの第一歩として試して、ドンドン経験を積んで最終的に自分だけの手法を確立してください!
この記事があなたのスイングトレード手法の足掛かりになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!