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「スイングトレード最強に相性がいい手法は何?具体的な手順は?」
「スイングトレードって最強のトレードスタイルなの?」
と疑問に思っていませんか?
スイングトレードの最強手法は順張り一択です!
こんにちは!トレード歴2年の岡田です!
スイングトレードと順張りの組み合わせは、ハマれば大きな利幅を見込めるポテンシャルを秘めていますよ!
なぜなら、中長期のトレンドに乗る順張りができれば100pips以上の利幅が狙えるからです。
この記事では、スイングトレードの最強手法である順張りのやり方を、チャートの設定から利益確定・損切りまでチャート画面を使いながら丁寧に解説しています。
また、スイングトレードがどんな人にとって最強のトレードスタイルなのかについてもまとめています。
・あなたにとってスイングトレードは最強なのか?
・スイングトレードの最強テクニカル分析2選
・勝ちやすくなるスイングトレードのコツ
・スイングトレードで勝てない原因
・スイングトレードの利益計算法
FXのスイングトレードとは?
スイングトレードは、数日から数週間のスパンでトレードを行うトレードスタイルです。
一般的に1日以上のトレードからスイングトレードに分類されます。
スイングトレードは一般的にトレンド相場を狙った順張り手法で為替差益を狙います。
為替差益とは?
為替差益は通貨売買の価格差で利益を得る仕組みです。
例えば、米ドル/円 = 100円の時に1万円で100ドルを買い、米ドル/円 = 110円の時に100ドルを売ると11,000円になり、1,000円が利益となります。
トレンドを見極め、トレンドが続いている間はポジションを保持し、トレンドが終わったと判断したら決済します。
長くても数週間のトレードであるため、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を重要視するスタイルです。
スイングトレードにおすすめの順張りを狙った最強手法のやり方は後述しますね。
スイングトレードはこんな人にとって最強のトレードスタイル
スイングトレードって最強のトレードスタイルなの?
トレードスタイルによってメリット・デメリットが異なるので「人によっては最強になる」が回答になります。
そこで、スイングトレードを最強に使いこなせる人の特徴を4つ紹介します。
・FXに使える時間が限られている人
・メンタルが強い人
・1トレードで大きく稼ぎたい人
・世界情勢に詳しい人
これらの特徴に多く該当する人は、スイングトレードとの相性は抜群です。
あなたがスイングトレードと相性がいいのか確認してみましょう。
FXに使える時間が限られている人
スイングトレードは、日頃忙しくトレードに費やせる時間が限られている人に向いています。
なぜなら、数週間単位のスイングトレードなら毎日チャート画面に張り付く必要がないからです。
スキャルピングやデイトレードなどの短期トレードは、チャートの動きに瞬時に反応する必要があるため、トレード中はチャート画面を見る必要があります。
その点、スイングトレードは隙間時間に相場の動きを確認できればいいので、仕事や家事、勉強で忙しい人でも余裕を持ってトレードできます。
ただし、チャート画面に張り付く必要はないとは言いましたが、相場は24時間動き続けており、いつ大暴落が発生するかわかりません。
相場の急変による損失を最小限に抑えるために、必ず損切り注文をするよう心がけましょう。損切り注文については後述しますね。
メンタルが強い人
スイングトレードは、メンタルが強い自制能力の高い人に向いています。
なぜなら、ポジション保有中の相場の動きが気になって私生活にも影響を及ぼすからです。
私は就寝中の相場の動きが気になりすぎて、睡眠不足になった経験があります。
また、ポジション保有中の相場の動きに一喜一憂して、最初に決めた損切りラインよりも早く損切りすことが多かったです。
スイングトレードはポジション保有期間が長いため、24時間常に相場が動いている恐怖との戦いでもあります。
この恐怖と対等に渡り合えるメンタルは、スイングトレードで結果を出すための前提条件です。
1回のトレードで大きく稼ぎたい人
取引通貨量 | 1銭(1pips) | 10銭(10pips) | 50銭(50pips) | 1円(100pips) | 5円(500pips) |
1000通貨 | 10円 | 100円 | 500円 | 1000円 | 5000円 |
2000通貨 | 20円 | 200円 | 1000円 | 2000円 | 10000円 |
3000通貨 | 30円 | 300円 | 1500円 | 3000円 | 15000円 |
5000通貨 | 50円 | 500円 | 2500円 | 5000円 | 25000円 |
1万通貨 | 100円 | 1000円 | 15000円 | 10000円 | 50000円 |
スイングトレードは、少ないトレード回数で大きく稼ぎたい人に向いています。
理由は、一回のトレードの利幅がスキャルピングやデイトレードより大きいからです。
スキャルピングやデイトレードの利幅は10〜50pips程度が一般的ですが、スイングトレードになると100pips以上を狙えるようになります。
上の表でもわかるとおり、同じ取引通貨量の10pipsと100pipsの利益は10倍も違います。
デイトレードでコツコツ10回トレードして稼ぐか、スイングトレードで1回のトレードで稼ぐか、どちらか自分の性格に合う方を選びましょう。
世界情勢に詳しい人
スイングトレードは、世界情勢などのファンダメンタルズに関する情報に精通している人に向いています。
なぜなら、数週間先を予測するスイングトレードでファンダメンタルズは重要だからです。
現在、経済や金融関係の仕事をしていたり、株や外貨預金などの投資をしている人は、この時点で大きなアドバンテージを持っています。
後述するファンダメンタルズに関するコツを読んで、スイングトレードで活用しましょう。
スイングトレードの最強手法『順張り』を6STEPで解説!
ここからは、スイングトレードの最強順張り手法を解説します。
「トレード未経験者でも実践できる」を想定して、最初の環境設定から損切り、利益確定まで7STEPで手取り足取り解説しているので、誰でもできる順張り手法となっています。
STEP1:トレード環境・テクニカル指標の設定
STEP2:複数時間足からトレンドを見極める
STEP3:テクニカル分析からエントリータイミングを探す
STEP4:損切りラインを決める
STEP5:利益確定の条件を決める
STEP6:エントリーはOCO注文で行う
上の6STEPをチャート画面を使ってわかりやすく解説しています。
はじめに、順張りとはどのような手法なのか理解して、具体的なトレード内容に進みましょう。
順張りとは?
順張りとはトレンド相場の波に乗る手法です。
為替にはトレンド相場と呼ばれる相場があり、上の図解のように上昇トレンドは高値を更新しながら推移し、下降トレンドは安値を更新しながら推移します。
トレンドは継続する傾向があるため、数週間トレンドに乗ることができれば大きな利益を見込めためスイングトレードとの相性は抜群です。
しかし、想定と反対の動きになると大損失の可能性もあるので注意が必要です。
それでは、具体的なスイングトレードの最強順張りに進みましょう。
【STEP1】トレード環境・テクニカル指標を設定しよう
はじめに分析ツールのトレード環境を整えましょう。
今回の設定内容は次の通りです。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 参照時間足:1時間足、1日足
- テクニカル指標:移動平均線(SMA)
- 移動平均線の期間:「5」、「30」
【STEP2】複数時間足からトレンドを見極めよう
まずは現在と過去のチャートの動きから、現在の相場がトレンドであるか見極めましょう。
まずは1日足で、長期相場の流れをトレンドラインを使って確認します。
その後、同じ要領で1時間足でも確認します。
緩やかなトレンドラインを確認できましたね。
移動平均線の傾きも1日と1時間ともに上昇だったので、現在上昇トレンド中であると分析できました。
この時、直近と今後数週間のファンダメンタルズ指標も確認するのも重要です。
大きな指標発表が控えてる場合は、トレンド相場が継続しない可能性があるのでトレードは控えましょう。
あわせて読みたい:【経済指標とは】FXで重要な理由と見方、注目すべき指標トップ10
【STEP3】テクニカル分析でエントリータイミングを探そう
エントリータイミングは、シンプルな移動平均線のゴールデンクロスで探しましょう。
ゴールデンクロスとは?
ゴールデンクロスは移動平均線で使われる手法の一つで、複数期間の移動平均線を表示させ、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線をクロスして貫く状態を指します。
ちなみにゴールデンクロスは下から上にクロスする上昇への転換サインで、逆の上から下にクロスする下降への転換サインをデッドクロスと呼びます。
【ゴールデンクロス・デッドクロスの例】
上びチャート画面の黒丸で囲んだ部分、短期の赤線が長期の黒線を突き上げるようにクロスしていますね。
これがゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスは、相場が下降から上昇に転換するサインなので、今後上昇すると予測して順張りを狙ってみましょう。
私のエントリータイミングは、上昇後の2回目の反発を確認した後です。
なぜなら、1回目の反発後だと早すぎてトレンドに発展しない、3回目だとトレンドが終わってしまう可能性があるからです。
上チャートの1回目の反発(小黒丸)は様子を見て、2回目の反発(大黒丸)確認後のエントリーのタイミングになります。
【STEP4】許容できる損切りラインを決めよう
次は損切りポイントを決めます。損切りは損失想定内に抑えるための重要なアクションです。
私が順張りでエントリーした時の損切りは、2回目の反発ラインを超えたラインに設定しています。
理由は上昇トレンドを予測したエントリーなので、2回目の反発より下降した時点でトレンドではないと判断しているからです。
当然、下降後に上昇する場合もありますが、『そのうち上がる』といった期待をして失敗したパターンが多いので、現在はこのルールで運用しています。
【STEP5】利益確定の条件を決めよう
私の利益確定ポイントは直近の高値ラインで反発したタイミングです。
理由は直近の高値ラインを見ている投資家が多く反発しやすいからです。
ただし、高値ラインをそのまま突き抜ける場合や、高値ラインに到達前に下降する場合もあります。
利益確定は最初に目安のラインを決め、その後は臨機応変に対応するのが現実的なやり方です。
FXのエントリー、損切り、利益確定のタイミングには正解がなく、最終的には経験を積んで自分だけのトレードルールを確立しましょう。
【STEP6】OCO注文で注文しよう
損切りと利益確定ポイントが決まったらOCO注文をしましょう。
理由は、想定内の利益確定と損切り決済をするためです。
OCO注文は、注文と同時に逆指値注文と指値注文をあらかじめ設定することができます。
つまり、損切りラインに達した時は損切り決済、利益確定ラインに達した時は利確決済を自動的にしてくれるんです。
OCO注文をしていれば気づいた時には強制ロスカットで口座資金を失うという事態を回避できます。
ただし、OCO注文も完璧ではなく、相場の著しい急変やサーバーに負荷がかかるな喉して正常に機能しない場合もあるので注意してください。
OCO注文の利益確定ラインの決め方は初心者には難しいため、最低でも損切り決済ができる逆指値注文は必ず設定するようにしましょう。
あわせて読みたい:【FXの逆指値注文】トレンドフォローと利確・損切りにおける3つの手法!
あわせて読みたい:【OCO注文とは】利確・損切りを同時に発注!4つの活用方法と注意点
今回の手法を含め私が参考にしている書籍が『岡安盛男のFX攻略バイブル』です。
FX基礎からテクニカル指標やトレードスタイルの手法が解説されていて、とても参考になりおすすめですよ!
今回紹介した順張り手法は、初心者に第一歩を踏んでもらうための手法です。少しでも参考にしていただけると嬉しいです!
スイングトレード最強テクニカル手法【ボリンジャーバンド】
もう一つ、スイングトレードの最強テクニカル手法であるボリンジャーバンドの使い方も解説します。
ボリンジャーバンドは、移動平均線にσ(シグマ)と呼ばれる線を加えた指標で、「値動きが大体この帯(バンド)中に収まる」といった情報を教えてくれるテクニカル指標です。
使い方は、上のチャート画像のように+2σにローソク足が触れたら「下がる」、-2σに触れたら「上がる」と判断してトレードします。
具体的な使い方をこれから解説しますね。
あわせて読みたい:FXのボリンジャーバンドは一石三鳥!同時に3つの分析ができる優等生
分析ツールの設定
スイングトレードのボリンジャーバンド手法は、トレンドを判断できる移動平均線と組み合わせて使います。
分析ツールの設定は次の通りです。
- 通貨ペア:米ドル/円
- 参照時間足:4時間足
- ボリンジャーバンド:±σ2、±σ3
- 移動平均線(SMA):「200」
エントリーのタイミング
まずは、移動平均線とローソク足の位置関係から相場の流れを確認します。
移動平均線がローソク足より下に位置し、上向きに推移している場合は上昇トレンド、逆に上に位置して下向きに推移してる場合は下降トレンドと判断します。
【ボリンジャーバンドのトレンド判断基準】
・200日の移動平均線がローソク足より下に位置し、上向きに推移している場合は上昇トレンド
・200日の移動平均線がローソク足より上に位置し、下向きに推移している場合は下降トレンド
上のチャート画面は上昇トレンド時の例です。
トレンドを確認できたら、次のチャート黒丸部分のようにローソク足が-2σ(シグマ)に触れたタイミングで買いエントリーします。
-2σは、95.4%の確率で範囲内に収まる意味を持っています。
つまり、-2σに触れた時点で4.6%の確率で起こる異常な相場と判断できるため、正常な動きに戻る(反発する)と想定してエントリーをするのがボリンジャーバンドの基本的な使い方です。
【ボリンジャーバンドのエントリー判断基準】
・ローソク足が-σ2に触れたら「買い」エントリー
・ローソク足が+σ2に触れたら「売り」エントリー
損切りと利益確定のタイミング
損切りのタイミングは、上のチャート黒丸部分の-3σに触れたタイミングです。
上昇傾向の中逆行して-3σまで動く場合は、短期的に大きく相場が動いている可能性が高いからです。
高いリスクをとってトレードを続ける必要はないので、いさぎよく損切りしましょう。
【ボリンジャーバンドの損切り判断基準】
・「買い」でエントリーしている場合、ローソク足が-σ3に触れたら損切り
・「売り」でエントリーしている場合、ローソク足が+σ3に触れたら損切り
利益確定のタイミングは、次のチャート画像黒丸部分の+2σに触れて反発したタイミングです。
エントリーした根拠と同じく+2σに触れるのは異常なので、正常な動きに戻ると考えて決済します。
反発後また上昇するケースもありますが、一旦プラスで決済して次のチャンスを待つ方がリスクを抑えられ賢明です。
【ボリンジャーバンドの利益確定判断基準】
・「買い」でエントリーしている場合、ローソク足が+σ2に触れたら損切り
・「売り」でエントリーしている場合、ローソク足が-σ2に触れたら損切り
一手間で勝ちやすくなるスイングトレードのコツ
次はスイングトレードの勝率upにつながる次の5つのコツを紹介します。
・メジャー通貨ペアを選ぶ
・ファンダメンタルズ要因の確認する
・取引通貨量を調整しながらポジションを持つ
・証拠金維持率は250%以上を厳守する
・トレンドの発生要因を考察する
いずれのも一手間で実行できるシンプルなコツなので、スイングトレードで勝ちたい人は必ず実践しましょう。
メジャー通貨ペアを選ぶ
スイングトレードは、必ずメジャー通貨ペアでトレードしましょう。
なぜなら、メジャー通貨ペアだとチャート分析やテクニカル分析が機能しやすいからです。
テクニカル分析は、同じ分析で同じ予測でエントリーしている人が多いほど機能しやすくなります。
つまり、市場参入が多いメジャー通貨ペアは、テクニカル分析を見ている人も必然的に多いため、予測結果が反映されやすいんです。
私のおすすめは断然米ドル/円です!
世界第2位の取引量を誇り、何より日本人にも馴染みやすいからです。
国際決済銀行(BIS)の発表で、米ドル/円の取引量は、ユーロ/米ドルに次ぐ世界第2位です。
ランキング | 通貨ペア | 取引割合 |
1位 | ユーロ/米ドル | 24% |
2位 | 米ドル/円 | 13.2% |
3位 | 米ドル/ポンド | 9.6% |
それだけ参入者が多い通貨ペアなので、相場も安定していてテクニカル分析も機能しやすいです。
逆に新興国などのマイナーな通貨ペアは、値動きが安定せずテクニカル分析が通用しにくいため避けましょう。
ファンダメンタルズ要因の確認する
スイングトレードをする場合は必ずファンダメンタルズに関する情報を確認しましょう。
なぜなら、為替チャートに現れない別視点の予測ができるからです。
ファンダメンタルズ分析は、世界経済や金融イベントを基に相場を分析する手法で、特にスイングトレードなどの中長期の分析に適しています。
例えば米ドル/円で、アメリカの政策金利で金利を上げると発表した場合、世界の投資家たちは金利の高い米ドルを買うため将来円安・ドル高になると予測できます。
もしテクニカル分析だけだと、この予測が立てられず不利なのは明白ですね。
ファンダメンタルズは、アメリカの金利政策や雇用統計などの定期的に行われる経済指標と、リーマンショックのような突発的なイベントの2種類あります。
為替相場に影響を与える重要な経済指標は、常に確認するクセをつけしましょう。
あわせて読みたい:【経済指標とは】FXで重要な理由と見方、注目すべき指標トップ10
取引通貨量を調整しながらポジションを持つ
スイングトレードは、最小ポジションを常に保有しながら売買を繰り返す方法がおすすめです。
理由は、利益を継続的に取得しつつ、損切時はリスクを最小限に抑えられるからです。
具体的な売買イメージは上の図解のようになり、トレンド相場に乗る前提の売買方法で、例えば5万ドルで売りエントリーをした場合、次のサポートラインの反発で一旦4万ドルを買い決済し8割分の利益を確保します。
残り2割の1万ドルは保有し続け、再度レジスタンスラインで反発があった時に4万ドルを追加売り注文し、またサポートラインで8割分の利益確保の流れを繰り返します。
仮にレジスタンスラインで反発しなかった場合は、損切りの被害を1万ドルに抑えられるため、リスクを抑えながら利益も狙える有効な売買方法です。
証拠金維持率は250%以上を厳守する
スイングトレードはポジションを少なくし高い証拠金維持率250%以上を維持しましょう。
なぜなら、スイングトレードの値幅は短期トレードよりも大きく、ポジションを多く持ちすぎるとスグに強制ロスカットの危険性が高くなるからです。
例えば米ドル/円=100円の時、5万円の証拠金でレバレッジ25倍の1万通貨で取引した時の証拠金維持率は125%です。
仮に買いエントリーの場合は、99円になった時点で強制ロスカットになります。
スイングトレードで1円動くことは珍しくないので、証拠金維持率は250%以上を目安にするとレバレッジも10倍前後に抑えられ安全に取引できます。
今回の証拠金5万円であれば、5,000通貨で取引すると証拠金維持率が250%です。
これは90円でロスカットされる計算で、数字上はリーマンショック時の7円の下落に耐えられます。
スイングトレードは、利益確定と損切りの幅は広くとることが理想的なので、大きく為替が動いてもロスカットが発生しないように証拠金維持率250%以上を維持しましょう。
証拠金維持率に関わるロスカットやレバレッジについて詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
あわせて読みたい:【FX初心者必見】ロスカットは守護神!損失を防ぐ仕組みと回避策5つ
あわせて読みたい:【衝撃】FXのレバレッジは2種類あった!正しいかけ方で勘違いを解消
トレンドの発生要因を考察する
スイングトレードは、「なぜトレンドが発生したのか?」要因を徹底的に見極めることが重要です。
要因を知ることでトレンドの終わりも予測しやすくなるからです。
極端な例をいうと、ドル安のトレンド相場の要因が「アメリカの雇用統計で失業率が悪い」だった場合、失業率が良くなったらトレンド相場が終わると予測できます。
必ず予測が当たる訳ではありませんが、FXは情報量で勝負する投資でもあるため一つでも多くの情報を武器にして取り組みましょう。
また、要因を理解できると知識として蓄積され未来のトレードでも活用できますよ。
スイングトレードに役立つ!トレンド自動分析ツール
ヒロセ通商が未来の値動きを予測するためのツールを無料で提供している「さきよみチャート」は、特にスイングトレードにおすすめのサポートツールです。
「さきよみチャート」は、ヒロセ通商が提供する画期的な機能で、過去のチャートデータから現在のチャートと形状が似ている時間帯を瞬時に探し出します。
そして、その「過去の値動き」を参考に、今後のトレンドを分析する仕組みです。
特に、「さきよみLIONチャート」は、短期間の取引で高い勝率を狙う方にぴったりです。
「シグナルパネル」は、自動でテクニカル分析を行い売買シグナルを表示してくれるツールです。
例えば、移動平均線のゴールデンクロスが発生したら「買い」のシグナルを表示してくれます。表示してくれるシグナルは全部で7種類です。
シグナルを自分で探す場合は、ラインを引いたり画面に張り付いている必要がありますが、「シグナルパネル」を使えばそれらの手間が省けます。
実際、このツールを利用すると、短期から中期の相場の流れを把握しやすくなり、トレード分析の効率が向上しました。
使い方もとても簡単で、自身の分析と照らし合わせるだけで結果を確認できます。
「さきよみチャート」を活用すれば、スイングトレードの精度が格段に上がります。トレードの成功率を高めたい方は、ぜひ試してみてください!
スイングトレードに慣れてきたら自動売買もオススメ
スイングトレードでコツをつかんできてたら、自動売買を検討するのも一つの手です。
自動売買とは、自分の設定した価格と値幅で自動取引をしてくれる取引手法です。
スイングトレードで、勝ちパターンやコツを見出せるようになったら自動売買を使ってみてはいかがでしょうか?
自動売買はレンジ相場で活躍できるため、ニュージーランドドルと豪ドルの相場でのスイングトレードにオススメですよ!
あわせて読みたい:【FXのおすすめ自動売買3選】勝率95.12%の口座と稼ぐポイント
スイングトレードと他のトレードスタイルの違い
デイトレードは短期間で結果を求めるスタイルで、頻繁な判断が必要ですが、小さなリスクで始められる点が魅力です。主に専業トレーダー向き。
スイングトレードは 中期的な視点でトレンドを追い、少ない取引回数で大きな値幅を狙うスタイルです。兼業トレーダーや時間が限られている人に適しています。
項目 |
デイトレード |
スイングトレード |
取引期間 |
1日以内(その日のうちにポジションを完結) |
数日から数週間 |
取引頻度 |
1日あたり複数回 |
週に数回程度 |
チャート監視頻度 |
長時間 (取引中は常に監視が必要) |
短時間 (必要に応じて相場を確認する程度) |
分析方法 |
主にテクニカル分析 (短期的な値動きを重視) |
テクニカル分析+ファンダメンタルズ分析 (中期的なトレンドを重視) |
リスクとリターン |
小さな値幅を狙うため、リスクとリターンが比較的小さい |
大きな値幅を狙うため、リスクとリターンが比較的大きい |
精神的負担 |
短時間で多くの判断を求められるため高め |
取引回数が低いため比較的少ない |
主な対象者 |
専業トレーダー向き |
兼業トレーダーや時間が限られている人向き |
スイングトレードで勝てない原因
ここでは、「スイングトレードをしているけどなかなか勝てない」という人に勝てない理由を解説します。
スイングトレードで勝てない理由は次の4つです。
・損切り注文を活用してない
・トレードを放置してしまう
・利益確定・損切り決済が早い
・根拠のないトレードをしてしまう
それぞれ解説しますね。
損切り注文を活用してない
スイングトレードで大きく負ける原因の一つが、損切り注文が徹底できていないです。
損切り注文ができない理由のほとんどが、忘れてしまう・めんどくさいといったトレーダーの問題です。
「損切りができない」は金融先物取引業協会の損失原因調査でも、上の調査結果の通りダントツ1位の損失原因となっています。
損切り対策として使えるのが、損切りラインに達したら自動的に損切り決済できる逆指値注文です。
逆指値注文を損切り注文で使う場合は、1度ポジションを持った後に逆指値注文をする必要があります。
特に初心者は損切り注文の重要性や存在自体を知らない人もおり、防げた損失を繰り返してFXを諦めている人も多いです。
スイングトレード中は、常にチャート画面に張り付くことは不可能です。
知らぬ間に相場の急変が起きても想定内の損失に抑えられるように、スイングトレードでは必ず損切りを設定しましょう。
あわせて読みたい:【FXの逆指値注文】トレンドフォローと利確・損切りにおける3つの手法!
トレードを放置してしまう
スイングトレードで良くある失敗例が、注文後に放置してしまう失敗です。
理由は単純に忘れてしまう、忙しくて忘れてしまうなどシンプルです。
放置してしまう対策でも有効なのが前述の損切り注文で対応します。
注文と同時に逆指値注文やOCO注文で損切りを仕込んでおくだけなので、これだけ徹底すれば「放置による大損失」を避けられますよ。
利益確定・損切り決済が早い
勝てない原因の一つに利益確定・損切りのタイミングが早すぎるがあります。
理由は勝ちたい欲望や損失の恐怖に勝てずに、最初に設定した利益確定・損切りラインまで待てないからです。
スイングトレードはポジションを持ってる期間が長いから、我慢できずに早く決済しちゃうことが多いんだよね。
金融先物取引業協会の実施した調査でも「損切りのタイミングが早すぎた」が損失原因の約3割を占めています。
人間は思考能力がある生き物なので、感情が芽生えること自体は問題ありません。
しかし、FXで戦っていくには感情に流されないメンタルコントロールは重要です。
ただし、早めに利益確定・損切りも決して悪いことではなく、損失拡大を防ぐ可能性もあります。
ここで大事なのが、最初の分析でしっかりとシナリオを構築することです。
例えば上昇トレンド予測して順張りエントリーしたにも関わらず、レンジ相場になったらこの時点で予測は外れているので、決済した方が良いでしょう。
分析時のシナリオと異なる動きであれば早めの決済も有効です。
根拠のないトレードをしてしまう
ろくな分析もせず根拠の薄いトレードをしてしまうのも負けてしまう原因です。
金融先物取引業協会の損失原因調査でも約4割りを占めています。
FXは極論上がるか下がるかの2択なので、分析がめんどくさいと「上がりそう」「次は勝てる」という根拠のないギャンブルのようなトレードをしてしまいます。
解決策は全てのトレードでは、分析を行い根拠を持ってトレードすることです。
もし分析の結果強い根拠が出なかった場合は、いさぎよくトレードをあきらめましょう。
スイングトレード専業トレーダーが覚えておくべき利益計算
スイングトレードって月にどれくらい稼げるの?
スイングトレードの利益は資金と獲得pipsで決まります。
例えば、10万円の資金で月収1万円を達成するための計算式は次の通りです。
【資金から取引通貨量を計算】※ドル/円 = 100円、レバレッジ = 10倍の場合
計算式:投資資金 × レバレッジ ÷ 100円 = 取引通貨量
計算例:10万円 × 10倍 ÷ 100円 = 1万通貨
【獲得pipsから利益を計算】※ドル/円 = 100円、レバレッジ = 10倍の場合
計算式:取引通貨量 × 獲得pips = 利益
計算例:1万通貨 × 1円(100pips)= 1万円
つまり、10万円の資金で月1万円稼ぎたい場合は100pips獲得する必要があります。
このように、FXの月収は取引通貨量と目標獲得pipsから簡単に逆算できます。
この後、スイングトレードで専業になるために必要な資金と獲得pipsの目安を紹介しますね。
スイング専業トレーダーを目指したい人必見!月収の逆算方法
スイングトレード専業トレーダーになるための、必要資金と月間獲得pipsの目安を見ていきましょう。
下の表は、目標月収を達成するために必要な資金と獲得pipsです。
米ドル/円 = 100円、全て証拠金維持率250%以上、実効レバレッジ10倍でトレードをする前提です。
目標月収 |
必要資金 |
取引通貨量 |
必要獲得pips |
20万円 |
400万円 |
40万通貨 |
50pips |
30万円 |
600万円 |
60万通貨 |
50pips |
1000万円 |
2000万円 |
200万通貨 |
50pips |
安全である証拠金維持率250%を想定しているため必要資金が高めではありますが、月間50pipsと思ったより少ない獲得pipsで達成できます。
しかし、当然損失する可能性もあるので初心者の場合は安易に手を出さず、まずは1,000通貨などの少額で腕を磨くことを推奨します。
また、FXで一定の金額の利益を上げると納税の義務が発生するので、専業トレーダーを目指す人は注意しましょう。
あわせて読みたい:追徴税16億円の悲劇!失敗しないバイナリーオプションの税金対策
スイングトレードにおすすめのFX会社4選
先述したスイングトレード目的でFX会社を選ぶポイントを全て満たしているFX会社を4社ご紹介します!
スイングトレードを始めたいけどFX会社が決まらないという人はぜひ参考にしてくださいね!
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・1000通貨(ドル円なら5千円)からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名
最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1000通貨(ドル/円なら5千円)から取引が可能!
スプレッドが安く、高スワップなので短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社よ。
高機能の分析ツールが有名で、スマホでのツールも使いやすく人気の高いFX会社。
100円からできるFX「松井証券」
スプレッド (ドル/円) |
ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.1銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1通貨 |
マイナススワップが大きい |
最大100万円 |
スプレッドは原則固定(※例外あり)
・1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実
最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら5円)から取引が可能!
レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。
少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。
高スワップ&低スプレッドで万能! 高機能分析ツールの「外為どっとコム」
スプレッド (ドル/円) |
ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1000通貨 |
マイナススワップが大きい |
最大100万円 対象期間:口座開設月から翌月末まで |
スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・スワップポイントも業界最高水準で長期運用にも適したオールラウンダー
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スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!
初心者向けの動画セミナーや為替の見通し予想動画などがあり、トレードの実力がUPしやすい。
相場の未来を予測してくれる「みらい予測チャート」や自動でテクニカル分析をして売買のシグナルを表示してくれる「お天気シグナル」は必ず使うべきツールだ。
まとめ
ここまでスイングトレードの最強手法について解説しました。
最後にこの記事の内容をまとめます。
・スイングトレードの最強手法はトレンドに乗る順張り
・忙しい人、メンタルが強い人にとって、スイングトレードは最強に相性がいい
・スイングトレードと相性がいいテクニカル分析は移動平均線とボリンジャーバンド
・スイングトレードのコツは、安定したメジャー通貨ペアで最小ポジションを保有しながらトレードする
スイングトレードは中長期のトレンドに乗り、大きな利幅を狙う順張り手法が最強です。
トレンドを見極めて、うまく乗ることができれば利幅100pips以上を連発することも可能です。
しかし、毎回都合よくトレンドに乗るのは難しいため初めは少ない取引通貨量で、リスクを抑えて経験を積むことをおすすめします。
スイングトレードの魅力は、短期トレードと比べて短い拘束時間で大きな利益を狙える点です。
ぜひ今回紹介した順張り手法を足掛かりに、スイングトレードの最強トレーダーになってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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