失恋したとき、どうやって気持ちをリセットすれば…
愛し合った仲でも、終わりを迎えてしまうことはあります。ふられたときはもちろん、自分から別れを決断した場合も、心にダメージを受けてしまうでしょう。
「お互い好きだったのに、なにがいけなかったんだろう」「最後はずいぶんきついことを言ってしまったな」などと、疑問や後悔が頭のなかをぐるぐる回り、他のことが手につかなくなるかもしれません。しかし、いくら考えても答えは出ず、気持ちが沈んでしまうだけです。
失恋から早く立ち直りたいなら、「別れてよかった」ことをノートに書き出してみましょう。「週末のんびりできる」「相手の予定を気にしなくて済む」など、思いつくままに書くのです。
書いているうちに「失恋したおかげでいいこともあった」と思えれば、立ち直るきっかけになるはずです。
★失恋をポジティブに変える方法
失恋をしたあとはメンタルが落ち込んでしまうものですが、視点を変えれば失恋をポジティブに考えることができます。
①失恋の失敗から学べる
失恋のあとは「あのときはこうしていればよかった」などと後悔したり、「傷つけてしまったかもしれない」と気づいたりすることもたくさんあります。そうした気づきは次の恋愛に生かすことができます。
②他のことに打ち込める
失恋から立ち直るために、仕事など他のことに打ち込むことでスキルアップができます。自分の可能性を広げることにつながると、ポジティブに考えることができます。
③メンタルが強くなる
辛い経験は精神的に強くなり、大きく成長する絶好のチャンスです。失恋した直後は落ち込みますが、またひとつ学んだことが増えたのですから、「自分は成長した」とポジティブに考えましょう。
自己肯定感の低い人は、相手に依存しやすい傾向アリ
自己肯定感の低い人は自分に自信がないため、恋人に「認められたい」という欲求が高まり、相手に依存する傾向があります。恋人の行動を制限したり、思い込みが激しくケンカになってしまったりといった失敗経験がある人は、やはり自己肯定感を高くする必要があるでしょう。
対策としては、まず自分のためだけの「癒やしの時間」を持つことです。マッサージに行く、エステに行くなど、あなたが癒やしとなる時間を持つことで、「自分って無理してたな」と自分を客観視できるようになります。
また、自分を認めることができ、相手に夢中になり過ぎて自分の時間を疎かにしていたことに気がつくこともできます。
他にも、自分にちょっとした変化を与えてみましょう。美容院に行って髪形に変化をつける、ネイルをするなど、いつもと違う自分を意識的に演出してみます。趣味をつくり、新しいコミュニティに参加してみるのも効果的です。
「あれ! 私ってこんな一面があったんだ!」と自分の可能性を見いだすことで、恋人だけでなく自分も大切だと思えるようになります。
自分と向き合う時間を意識的につくることで、ワクワクする自分と出会えるでしょう。
中島 輝
心理カウンセラー