スキャルピングで勝てない13の原因と、勝てない状況から抜け出すポイントを解説する記事です。値動きに振り回されて利益を出せない方や、コツコツ利益を出しても大損で一気に失ってしまう方など、スキャルピングで勝ちたいという悩みにお応えします。
FXスキャルピングで勝てない13の原因と勝ちやすい5つの取引手法

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「スキャルピングで勝てない理由がわからず困っている」

「小さな利益を出すだけなら、感覚でエントリーしても勝てる?」

「コツコツ稼いでは大損で失うを繰り返して、資金が増えない」

といった悩みを解消できる記事です。

 

スキャルピングは数秒〜数分の短時間の取引で、数pipsの小さな利益を積み上げる運用スタイル。

瞬時の判断力とツールの素早い操作が求められるので、慣れないと値動きに振り回されて、思うように利益を出せないケースが多いです。

 

そこで今回は、スキャルピングで勝てない11の原因を詳しく解説するとともに、勝てない状況から抜け出すための7つのポイントをお伝えしますね。

 

この記事を最後まで読めば、優位性の高いエントリーポイントを見つける方法が身につき、スキャルピングの勝率がアップするでしょう。

 

この記事でわかること

・スキャルピングで勝てない11の原因
・勝てない状況から抜け出す8つのポイント
・勝つための5つの取引手法
・勝つためのFX口座を選ぶ3つのポイント
・スキャルピングに適したFX会社

 

スキャルピングとは?
スキャルピングで勝てない13の原因と対策
①感覚で取引する
②決断力に欠ける
③ツールの操作が遅い
④通信環境が良くない
⑤取引結果を振り返らない
⑥コツコツドカンで大損
⑦欲張りすぎて利益を逃す
⑧疲れているのに取引する
⑨複数の通貨ペアに手を出す
⑩損切りしない・できない
⑪スプレッドが広い通貨ペアで取引
⑫慣れないのにハイレバレッジで取引
⑬ボラティリティの小さい時間帯に取引している
スキャルピングで勝てない状況から抜け出す7つのポイント
①テクニカル分析を学ぶ
②デモトレードで練習する
③マルチタイムフレーム分析をする
④複数のサインが一致するタイミングを待つ
⑤米ドル/円から始める
⑥基本は順張りでエントリーする
⑦リスク・リワードと勝率のバランスをとる
スキャルピングで勝つための5つの取引手法
①上昇トレンドのサポートラインで押し目買い
②移動平均線のゴールデンクロスで買う
③MACDのゴールデンクロスで買う
④レジスタンスラインのブレイクで買う
⑤ペナントのブレイクを狙う
スキャルピングで勝つためのFX口座を選ぶ3つのポイント
スプレッドが狭い
約定力が高い
ツールが使いやすい
スキャルピングに適したFX会社3選
まとめ 勝てない原因を解消してスキャルピングで稼ごう!

スキャルピングとは?

スキャルピングは数秒〜数分の短い取引を繰り返し、数pipsの小さな利益を積み上げて資金を増やす運用スタイルです。

 

取引時間が短いため、「相場分析をせず感覚でエントリーしても儲かるのでは?」という考えになりがちです。

 

感覚でエントリーすることに慣れてしまうと、含み損が出ても「少し待てばレートが戻って含み損がなくなるだろう」と油断する原因になります。

 

その結果、急落に巻き込まれ慌てて損切りしたものの、大損でそれまで積み上げた利益を一気に失うのです。

 

ほかにもスキャルピングで勝てない原因はたくさんあるので、詳しく見ていこう。

スキャルピングで勝てない13の原因と対策

スキャルピングで勝てない原因には、以下の11パターンが考えられます。

 

①感覚で取引する
②決断力に欠ける
③ツールの操作が遅い
④通信環境が良くない
⑤取引結果を振り返らない
⑥コツコツドカンで大損
⑦欲張りすぎて利益を逃す
⑧疲れているのに取引する
⑨複数の通貨ペアに手を出す
⑩損切りしない・できない
⑪スプレッドが広い通貨ペアで取引
⑫慣れないのにハイレバレッジで取引
⑬ボラティリティの小さい時間帯に取引している

 

対策もあわせてお伝えするので、自分が当てはまるものがあれば運用スタイルの見直しに役立ててくださいね。

 

①感覚で取引する

感覚でスキャルピングしても勝てない

 

ひとつ目の原因は、感覚で取引することです。

 

感覚で取引しやすくなるのは、取引時間が短く十分な分析ができないからです。

 

分析が不十分だと優位性が低いタイミングで取引する恐れがあり、勝率ダウンにつながります。

 

面倒でも相場分析をして、優位性が高いタイミングに絞って取引しましょう。

 

②決断力に欠ける

決断力がないとスキャルピングで勝てない

 

決断力がないとスキャルピングでは勝てません。

 

なぜなら、判断に迷っているうちに利益を出すチャンスを逃すからです。

 

瞬間的な判断力を養うには、相場への慣れが必要です。

 

また、チャンスが来たらためらわずに取引できるメンタルも鍛えましょう。

 

③ツールの操作が遅い

3つ目の原因はツールの操作が遅い点です。

 

操作が遅いと利益のチャンスを逃す原因になります。

 

無料のデモトレードで練習して、慣れてきたら1000通貨単位以下の取引でリスクを抑えながら本番の経験を積むといいですよ。

 

その際、1分足のスキャルピングだと素早いツールの操作が求められるので、落ち着いて取引したい方は5分足か15分足を使いましょう。

 

デモトレード可能なFX会社一覧
FX会社 手軽さ スマホアプリ対応 詳細
みんなのFX
登録不要
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GMO外貨
メアド + パスワード
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少額取引ができるFX会社一覧
少額取引 最低取引単位 必要資金
(レバレッジ1倍)
必要資金
(レバレッジ25倍)
スプレッド
(米ドル/円  単位:銭)
松井証券 1 130円 5.2円 0.2 ※1
SBI FXトレード 1 130円 5.2円 0.18/0.20 ※2
マネーパートナーズ 100 1.3万円 520円 0.0 ※4
GMOクリック証券 1,000 ※5 13万円 5,200円 0.2 ※1
GMO外貨 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※5
外為どっとコム 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※1
みんなのFX 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※1
LIGHT FX 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※1
楽天証券 1,000 13万円 5,200円 - ※5
ヒロセ通商 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※1
auカブコムFX 1,000 13万円 5,200円 0.4 ※5
外為オンライン 1,000 13万円 5,200円 1.0 ※1
FXブロードネット 1,000 13万円

5,200円

0.2 ※1
JFX 1,000 13万円 5,200円 0.2 ※1
FXTF 1,000 13万円 5,200円 0.1 ※1
アイネット証券 1,000 13万円 5,200円 0.7~1.8
ひまわり証券 1,000 13万円 5,200円 1.0 ※1
セントラル短資FX 1,000 13万円 5,200円 0.2
マネースクエア 1,000 13万円 5,200円 変動制
Forex.com 1,000 約100円(10pipsのノックアウトオプション) 0.9
IG証券 1,000 約100円(10pipsのノックアウトオプション) 変動制

2023年1月18日のレート、1ドル130円と仮定
※1 原則固定(例外あり)
※2 100万通貨までは0.18銭、300万通までは0.20銭
※3 10万通貨以下、午前9時~翌午前4時までの場合
※4 1万通貨までは0.0銭
※5 南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位
※6 固定対象外
※広告を含む場合があります。

 

 

あわせて読みたい:【目的別おすすめFXツール9選】選び方のポイントと注意点も解説!

 

④通信環境が良くない

電波やWi-Fi環境にも注意が必要です。

 

なぜなら、通信環境が悪いとレートの配信や発注のタイミングがずれて、不利な条件で約定する恐れがあるからです。

 

数pipsの小さな利益を狙うスキャルピングにおいて、わずかなレートのずれは大きく損益に影響します。

 

せっかくのチャンスに、通信エラーが起こって発注できないと泣くしかない。

スキャルピングをするなら通信環境も整える必要があるよ。

 

⑤取引結果を振り返らない

スキャルピングで勝てない方は、取引結果を振り返らないケースが多いです。

 

取引を改善しなければ、手法の収益性を上げるのは難しいです。

 

次の5項目を記録して、より多くの利益が出るパターンの取引を増やせば、勝ちやすくなるでしょう。

 

【記録する項目】

・通貨ペア
・取引時間
・取引量
・エントリーと決済の根拠
・損益結果

 

⑥コツコツドカンで大損

1回の損失が大きいとスキャルピングで勝てない

 

取引を重ねて積み上げた利益を、わずか1回の取引で一気に失うケースです。

 

例えば1,000円の利益を10回出して1万円稼いでも、たった1回の取引で1万円の損失を出すと利益がゼロになります。

 

コツコツドカンの最大の原因は損切りルールが甘い点にあるので、下記2つで対策しましょう。

 

①資金の2%で損切りする(2%損切りルール)

②リスク・リワードを1:2以上にする

 

①は、例えば20万円の資金なら含み損が【20万円 × 2% = 4,000円】で損切りをします。

 

②のリスク・リワードは1回の取引で許容する損失と利益の割合のことで、1:2以上は「損失1に対して2以上の利益を出す」という意味です。

 

運用資金20万円のケースで①と②を合わせると、損切り金額は4,000円、利確金額は8,000円以上となります。

 

20万円の資金に対して4,000円の損失なら、10連敗した場合でも16万円の資金が残るので大損は防げるな。

また、リスク・リワードが1:2以上なら勝率が33.33%以上(3回に1回勝てば良い)でトータルの収支がプラスになるぞ。

 

⑦欲張りすぎて利益を逃す

欲張りすぎて利益を逃すパターンも多いです。

 

原因としては、1分足チャートを使ったスキャルピングの場合、小さな値動きでも5分足や15分足より大きな上昇に見えるためです。

 

そのため「短時間でこんなに上昇するのは勢いが強そうだから、もっとポジションを持ち続ければ含み益が伸びるかも」と考え、利確を遅らせるんですね。

 

さらなる上昇を待つうちに下落し、慌てて決済注文を出した結果、微益や損失で終わるケースが多いわ。

損切りルールとリスク・リワードから利確するポイントを決めて、必ず守りましょう。

 

⑧疲れているのに取引する

疲れているとスキャルピングで勝てない

 

疲労や考え事、トラブルなどを抱えたまま取引すると負けやすいです。

 

そんなときは集中力や判断力が鈍り、感情や勢いに任せて優位性の低いタイミングでエントリーしやすくなります。

 

やみくもな取引で損失が出ると、ムキになりすぐに取り返そうとして損失を重ねやすいので、万全の体調で取引に臨めないときは休んでくださいね。

 

⑨複数の通貨ペアに手を出す

複数の通貨ペアでスキャルピングすると勝ちにくいです。

 

相場分析の負担が増えるだけでなく、誤操作・誤発注で損失が出やすくなるためです。

 

通貨ペアによって値動きの特徴が異なるため、それぞれに合わせた時間帯や分析の仕方を知っておく必要があり、経験が浅い人にとっては難しくなります。

 

複数の通貨ペアを扱う取引は、慣れれば効率的に稼げるようになりますが、無駄な損失を出さないためにも最初はひとつに絞るのがよいでしょう。

 

⑩損切りしない・できない

損切りしないとスキャルピングで勝てない

 

損切りできない方はスキャルピングで負けやすいです。

 

理由は損切りをしないまま含み損が膨らむと、ロスカットにより大きな損失が出て、それまで稼いだ利益を大きく失うためです。

 

利益を失うだけならまだしも、元本割れで資金を減らしてしまうケースもあります。

 

プロのトレーダーは勝率100%を実現するのは不可能だとわかっているので、予想が外れた時に大損をしないよう早めに損切りしているんです。

 

多少損切りになってもトータルの収支をプラスにする方法は、後述の「スキャルピングで勝てない状況から抜け出す7つのポイント」で詳しくお伝えしますね。

 

⑪スプレッドが広い通貨ペアで取引

スプレッドが広い通貨ペアのスキャルピングは不利です。

 

なぜなら取引回数が多い分、スプレッドの負担が大きくなるからです。

 

スキャルピングで得られる利益に、通貨ペア別でどのくらい差が出るか見てみましょう。

 

  スプレッド 1日の利益 1ヵ月の利益 1年間の利益 米ドル/円との差
米ドル/円 0.2銭 280円 5,600円 67,200円  
ユーロ/円 0.4銭 260円 5,200円 62,400円 4,800円
豪ドル/円 0.6銭 240円 4,800円 57,600円 9,600円
NZドル/円 0.8銭 220円 4,400円 52,800円 14,400円
ポンド/円 1.0銭 200円 4,000円 48,000円 19,200円
※1万通貨の取引で毎日3pipsの利確を行った場合

 

1日あたりの利益だと数十円の違いですが、1年間で見ると数千円~2万円近い差が出るのがわかりますね。

 

⑫慣れないのにハイレバレッジで取引

スキャルピングの経験が浅いままハイレバレッジで取引すると負けやすいです。

 

その理由は以下のとおりです。

 

①相場分析のスキルが少なく、優位性の低いポイントでエントリーしやすい

②証拠金維持率が下がりやすくロスカットリスクが高い

 

①を対策するテクニカル分析については、後述の「スキャルピングで勝つための5つの取引手法」で詳しく解説します。

 

②に関してロスカットリスクを抑えるにはレバレッジを3倍以下に抑えるのがよく、具体的な資金を下の表にまとめました。

 

  レート 1000通貨 1万通貨
米ドル/円 122円 40,667円 406,667円
ユーロ/円 135円 45,000円 450,000円
豪ドル/円 91円 30,334円 303,334円
NZドル/円 84円 28,000円 280,000円
ポンド/円 160円 53,334円 533,334円

 

例えばユーロ/円で1000通貨の取引をする場合、45,000円以上の資金を用意すれば、レバレッジを3倍以下に抑えられるよ。

 

⑬ボラティリティの小さい時間帯に取引している

時間帯によってはスキャルピングで勝てない

 

ボラティリティ(値動きの大きさ)が小さい時間帯のスキャルピングは不利です。

 

値動きが小さいと優位性の高いエントリーポイントが発生しにくいからです。

 

特に日本時間早朝(午前5時~7時頃)は取引量が減ってスプレッドが広がりやすいので、取引は避けましょう。

 

ロンドン市場とニューヨーク市場が開く16時~翌2時はボラティリティが大きくなるので、スキャルピングで利益を出しやすいですよ!

スキャルピングで勝てない状況から抜け出す7つのポイント

スキャルピングで勝てない状況から抜け出すには、7つのポイントを意識しましょう。

 

①テクニカル分析を学ぶ
②デモトレードで練習する
③マルチタイムフレーム分析をする
④複数のサインが一致するタイミングを待つ
⑤米ドル円から始める
⑥基本は順張りでエントリーする
⑦リスク・リワードと勝率のバランスをとる

 

実践していない項目があれば、取引手法に取り入れて勝率をアップさせてくださいね!

 

①テクニカル分析を学ぶ

スキャルピングで勝つには相場分析が必要

 

まずはテクニカル分析を学びましょう。

 

相場分析をすれば、優位性の高いエントリーポイントを見つけやすいからです。

 

短期売買だからといって、明確な売買サインがないにも関わらずエントリーすると、無駄な損失につながります。

 

根拠を持ったうえで取引することを心がけてくださいね。

 

あわせて読みたい:【手法付き】FXのスキャルピングに最適なインジケーター5種類を紹介

 

②デモトレードで練習する

スキャルピングで勝つには練習が必要

 

2つ目のポイントは、デモトレードで練習することです。

 

スキャルピングで勝てない大きな原因は、感情が邪魔をしてルール通りの取引ができないからです。

 

仮想資金を使うデモトレードなら失敗を恐れずに済むので、感情を排除して淡々と取引する練習ができます。

 

デモトレードで安定して利益を出せる手法が見つかったら、本番でも同じように取引してみましょう。

 

デモトレード可能なFX会社一覧
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あわせて読みたい:【倍速で学ぶ】FXデモトレードのおすすめ練習法6ステップ徹底解剖!

 

③マルチタイムフレーム分析をする

マルチタイムフレーム分析をすればスキャルピングの勝率がアップします。

 

マルチタイムフレーム分析とは、メインの時間足よりも上位足のトレンドを見て、上位足のトレンドと同じ方向にエントリーする手法です。

 

これは短期足は上位足のトレンドと同じになりやすい性質を利用しています。

 

メインの時間足と組み合わせるべき上位足は次のとおりです。

 

  • 1分足(メイン)、5分足、15分足、30分足
  • 5分足(メイン)、15分足、30分足、1時間足
  • 15分足(メイン)、30分足、1時間足、4時間足

 

④複数のサインが一致するタイミングを待つ

スキャルピングをする際は、複数のテクニカル指標のサインが一致するタイミングを待ってエントリーしましょう。

 

なぜなら、サインのとおりにレートが動く可能性が高まるためです。

 

ただしテクニカル指標が多すぎると、サインが一致するタイミングが到来せずエントリーできなくなるので、多くても3つにとどめてくださいね。

 

⑤米ドル/円から始める

スキャルピングで勝つには米ドル/円から慣れるのがおすすめ

 

スキャルピングは米ドル/円で始めるのがおすすめです。

 

米ドル/円は流通量が安定しており、テクニカル分析がしやすいからです。

 

また、全通貨ペアの中でスプレッドが最も狭いので、取引回数が多いスキャルピングでもコストを抑えて取引できますよ。

 

米ドル/円で経験を積んだらユーロ/円やユーロ/米ドルのほか、ボラティリティが大きいポンド/円にも挑戦してみましょう。

 

⑥基本は順張りでエントリーする

スキャルピングで勝つには順張りがおすすめ

 

最初はトレンドと同じ方向にエントリーする「順張り」を基本にしてください。

 

順張りは上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りで取引する手法です。

 

逆張りよりも優位性の高いポイントを見つけやすいメリットがあります。

 

⑦リスク・リワードと勝率のバランスをとる

リスク・リワードと勝率のバランスを考え、トータルの収支をプラスにするのがポイントです。

 

なぜなら、両者のバランスがとれていないと資金を増やせないからです。

 

下の表で縦軸にリスク・リワード、横軸に勝率をとり、トータルの収支(期待利益)がプラスになる組み合わせに〇をしています。

 

  勝率
リスク・リワード 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%
1:0.5
1:1
1:1.5
1:2
1:2.5
1:3

スキャルピングで勝つための5つの取引手法

スキャルピングで勝ちやすい取引手法は次の5つです。

 

①上昇トレンドのサポートラインで押し目買い
②移動平均線のゴールデンクロスで買う
③MACDのゴールデンクロスで買う
④レジスタンスラインのブレイクで買う
⑤ペナントのブレイクを狙う

 

初心者でもエントリータイミングが判りやすいので、ぜひ試してみてくださいね!

 

 

あわせて読みたい:【7戦法】FXのスキャルピング勝ち方をご紹介!初心者OK今すぐ実践

 

①上昇トレンドのサポートラインで押し目買い

スキャルピングで勝つ手法・押し目買い

 

チャートの安値同士に直線を引いたときに、右上がりのサポートライン(支持線)となれば使える手法です。

 

サポートラインにタッチしながらチャートが上昇していれば、上昇トレンドが続きやすいので買いエントリーします。

 

優位性の高いエントリーポイントは、チャートが下落してサポートラインにタッチした「押し目」です。

 

②移動平均線のゴールデンクロスで買う

スキャルピングで勝つ手法・移動平均線のクロス

 

移動平均線は、過去の一定期間のレートから平均的な値動きがわかるテクニカル指標です。

 

短期・中期・長期の3本の移動平均線の傾きや位置関係でサインを読みます。

 

短期線が長期線を下から上に抜けるゴールデンクロスは、上昇のサインなので買いエントリーです。

 

ゴールデンクロス発生時に長期線の角度が上を向いているほど、上昇力が強くなります。

 

③MACDのゴールデンクロスで買う

スキャルピングで勝つ手法・MACDのクロス

 

MACD(マックディー)は移動平均線と似た性質を持ち、MACD線とシグナル線の2本の傾きや位置関係でサインを読みます。

 

MACD線がシグナル線を下から上に抜けるゴールデンクロスは、上昇のサインなので買いエントリーです。

 

MACDのゴールデンクロスは、0ラインから下に離れたものほど上昇力が強いのが特徴です。

 

また、移動平均線よりも早くサインが出るので、移動平均線のサインが遅いと感じる方はMACDを使ってみましょう。

 

④レジスタンスラインのブレイクで買う

スキャルピングで勝つ手法・トレンドラインのブレイク

 

チャートの高値同士を結んだ直線をレジスタンスライン(抵抗線)といいます。

 

その名のとおり、この線に高値を抑えられるようにチャートが動くのが特徴です。

 

ただし、このラインを上にブレイクすると上昇に勢いがつきます。

 

下降トレンドかレンジ相場のレジスタンスラインを上にブレイクするポイントに逆指値の買い注文を出しておくと、チャンスを逃さずエントリーできますよ。

 

⑤ペナントのブレイクを狙う

スキャルピングで勝つ手法・ペナントブレイク

 

ペナントとはサポートラインとレジスタンスラインが交わり、三角形の旗のように見える状態です。

 

チャートがペナントの先に行くと、上か下どちらかに勢いよく動くのが特徴です。

 

その動きに乗って順張りすれば、利益を出しやすくなりますよ。

スキャルピングで勝つためのFX口座を選ぶ3つのポイント

スキャルピングで勝つには口座選びも大切

 

スキャルピングで勝つためには口座選びが重要です。

 

なぜならFX会社の環境によっては、スキャルピングに不向きだからです。

 

【スキャルピングに向いているFX口座】

①スプレッドが狭い
②約定力が高い
③ツールが使いやすい

 

これから具体的なポイントを紹介しますね。

 

スプレッドが狭い

1つ目はスプレッドの狭さです。

 

スキャルピングはデイトレードやスイングトレードよりも取引回数が多くなり、スプレッドの負担が大きいからです。

 

例えば、米ドル/円のスプレッドが0.1銭~0.3銭だと、1000通貨取引における1年間のコストは次の通りになります。

 

  0.1銭 0.2銭 0.3銭
1日1回の取引 240円 480円 720円
1日5回の取引 1,200円 2,400円 3,600円
1日10回の取引 2,400円 4,800円 7,200円

 

このように、取引回数が増えると大きなコストになるのがわかりますね。

 

FX会社のスプレッド一覧
スプレッド比較 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル トルコリラ/円 メキシコペソ/円 南アフリカランド/円
松井証券 0.2 0.5 1.1 0.7 0.4 1.0 0.9 2.9 0.3 1.0
GMOクリック証券 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 原則固定対象外 0.2 0.9
DMM FX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 - 0.2 1.0
SBI FXトレード 0.18 0.48 0.88 0.58 0.38 0.90 0.80 1.58 0.18 0.88
GMO外貨 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.4 3.0 0.2 1.3
外為どっとコム 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 1.0 0.6 1.6 0.2 0.3
みんなのFX 0.2 0.4 0.9 0.6 0.3 0.8 0.8 1.6 0.3 0.9
LIGHT FX 0.2 0.4 0.9 0.6 0.3 0.8 0.8 1.6 0.3 0.9
マネパ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.5 0.3 0.9 0.0 0.1
外為オンライン 1.0 2.0 4.0 3.0 1.0 3.0 2.0 6.0 1.0 15.0
ヒロセ通商 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.6 0.4 1.6 0.2 0.8
IG証券 0.2 0.5 1.0 0.7 0.4 0.9 0.6 1.7 0.3 1.0
FXブロードネット 0.2 0.5 1.0 0.6 0.3 2.9 1.9 - - 16.4
auカブコムFX 0.2 0.5 1.0 0.6 0.4 1.0 1.8 掲示休止中 0.3 3.0
JFX 0.2 0.4 0.9 0.5 0.3 0.6 0.4 1.6 0.2 0.8
FXTF 0.2 0.4 0.6 0.5 0.3 0.7 0.6 - 0.3 0.9
インヴァスト証券 マイメイト 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 - - 変動制
アイネット証券 0.7 1.4 2.0 1.5 0.7 1.4 1.0 - - 15.0
LINE証券 0.2 0.4 1.0 0.7 0.4 1.0 0.9 掲示休止中 0.2 0.9
マネースクエア 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制 変動制
セントラル短資FX 0.2 0.4 0.6 0.4 0.2 0.6 0.4 8.0 0.4 0.3
ひまわり証券 1.0 3.0 5.0 4.0 2.0 3.0 3.0 - - 4.0

更新日:2024年4月9日。対円通貨ペアの単位は銭、対円以外通貨の単位はpips。

*GMOクリック証券のスプレッドは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
*外為どっとコムは原則固定(例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

*マネーパートナーズのスプレッドは原則固定(例外あり)米ドル/円は5万通貨まで、ユーロ/円、豪ドル/円は1万通貨まで、ポンド/円は5,000通貨まで、メキシコペソ円は3万通貨までのスプレッド。(9:00〜27:00) ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルは1万通貨まで、トルコリラ/円、南アランド/円は3万通貨までのスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。

 

 

あわせて読みたい:FXのスプレッドは手数料!22社比較と失敗から学ぶコスト節約術

 

約定力が高い

約定力(注文を成立させる力)が高いFX会社を選ぶのも大切です。

 

理由は、約定力が低いと発注したレートと異なる条件で約定し、想定どおりの利益・損失が得られないためです。

 

特にリスク・リワードと勝率のバランスから、トータルの収支がプラスになるギリギリのラインで取引する方は、数pipsの違いが大きく結果に影響するので注意してくださいね。

 

ツールが使いやすい

3つ目のポイントはツールの使いやすさです。

 

ツールが使いにくいと操作に時間がかかってチャンスを逃したり、誤操作・誤発注で損失が出る恐れがあるためです。

 

スプレッドの狭さやネットの評価だけでFX会社を決めるのではなく、デモトレードで使用感を確認してから本番取引をしましょう。

スキャルピングに適したFX会社3選

 

100円からできるFX「松井証券」

松井証券
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.5銭 1.1銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1通貨(ドル/円なら5円)から取引が可能!

 

レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。

 

少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。

 

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

GMOクリック証券
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円

0.2銭

0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨 最大550,000円

スプレッドは原則固定(※例外あり)。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者から上級者が使っているFX会社だ。

 

初心者からプロまで、GMOクリック証券が一番おすすめ!

 

 

 

スプレッドが安く低コスト! 高機能分析ツールの「外為どっとコム」

外為どっとコム
 

 

スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨
マイナススワップが大きい
最大100万2千円
対象期間:口座開設月から翌月末まで

スプレッドは原則固定(※例外あり)
*キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

 

最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・HDI格付け調査「Webサポート/問合せ窓口(電話)部門」で最高評価の三ッ星を獲得!(2019年-2021年)
・売買の方向性とタイミングを教えてくれる「お天気シグナル」が無料で使える

 

スプレッドが安い上に、FXのプロがうなるほどの高機能分析ツールが有名!

 

初心者向けの動画セミナーや為替の見通し予想動画などがあり、トレードの実力がUPしやすい。

 

相場の未来を予測してくれる「みらい予測チャート」や自動でテクニカル分析をして売買のシグナルを表示してくれる「お天気シグナル」は必ず使うべきツールだ。

 

 

 

まとめ 勝てない原因を解消してスキャルピングで稼ごう!

上記で紹介した「スキャルピングで勝てない11の原因」に基づいて自分の取引スタイルを見直せば、スキャルピングの勝率を高めて資金を増やせるようになりますよ。

 

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

 

・スキャルピングで勝つにはルールを守って淡々と取引するのがポイント
・テクニカル分析とサインの読み方を覚えて、優位性の高いエントリーポイントに絞ろう
・リスク・リワードと勝率のバランスから、期待利益がプラスになる取引手法を確立しよう

 

「思うように勝てないな」と行き詰まった時は、いつでもこの記事を振り返って、敗因の分析に役立ててくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

参考元