「こっそり副業」の成功するには自己分析をして、「自分の強み」を発見することだといいます。どうやって自分の強みを見つければいいのでしょうか。強み発掘コンサルタントが著書『こっそり副業術』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。
「こっそり副業」成功の秘密…自分の強みを発見する3テクニック (※写真はイメージです/PIXTA)

【オンライン開催(LIVE配信)】2/19開催
「トレーラーハウス」を活用した新しい資産運用
賃料収入、短期償却、社会貢献して利回り15%以上
詳しくは>>>

「数字」はもっとも客観的なツールの1つ

②定量化する

 

定量化とは、「数字で表してみる」ということです。先ほど「自己分析には主観を入れずに客観的に見ることが大事」とお伝えしましたが、「数字」というのはもっとも客観的なツールの1つです。

 

事実、「1」という数字は誰がどう見ても「1」という数字です。人の感じ方・主観によって左右されるということがないので、数字は自己分析するのにとても有効です。

 

例えば、「英語をたくさん勉強しているので得意です!」というよりも、「3ヶ月間300時間勉強したかいがあり、TOEIC800点です」といった方が、あなたの英語力がより正確に伝わります。

 

「私は派遣社員の少ないお給料でも結構貯金できています」というよりも、「手取り15万円の派遣社員をしながら月々5万円の貯金を捻出しています」といった方が、あなたのやりくりレベルがより正確に伝わります。

 

「趣味で毎週お菓子を作っています」というよりも、「この1年で100種類のお菓子を作りました」といった方が、あなたが作れるお菓子のバリエーションがより正確に伝わります。

 

ポジティブな言い方をすれば「たくさん」「そこそこ」「結構」「わりと」、ネガティブな言い方をすれば「この程度」「これしか」「まだまだ」など、自己分析をする中でこのような主観的な表現が出てきたら要注意です。人によって言葉のイメージが異なるからです。

 

そうではなく、あくまで「主観を入れず客観的に」、誰がどう見ても評価は同じだといえるほど自分の特徴を捉えられれば、「他人とどのくらい差があるのか」が見極めやすくなります。

 

仮にあなたが「お菓子作りは趣味だし、人に教えられるほどじゃない」と主観的には感じていたとしても、数字を使えば、「でも1年で100種類のお菓子を作ったのだから、まだ10種類しか作ったことがない初心者の方になら自信を持って教えられるな」と客観的に考えられるようになるでしょう。

 

主観を取り除き、客観的に自分や相手を見ることができる。これが「定量化」の力です。

 

あなた自身は「自分には強みがないし、人に販売できる知識やスキルなんてない…」と思っていたとしても、ぜひあなた自身のことを「数字で」表してみましょう。

 

[図表5]土谷愛氏の著書『特別なスキルがなくてもできる月収+10万円こっそり副業術』(日本能率協会マネジメントセンター)より引用。
【図表2】定量的に考えると客観視できる! [図表5]土谷愛氏の著書『特別なスキルがなくてもできる月収+10万円こっそり副業術』(日本能率協会マネジメントセンター)より引用。

 

③他人との差異を見つける

 

「他人と違うところこそ、あなたの強みを活かした商品になる可能性が高い」ということも覚えておきましょう。

 

【画像】あなたは「こっそり副業」に向いている?「チェックリスト」

なぜなら、人は「自分にはない・できない」と感じることに対してお金を支払うからです。例えば、

 

●私は副業で楽しくお金を稼ぐ方法を知らないから、この「こっそり副業術」という本を買おう
●僕は美味しいお寿司を握れないから、あのお寿司屋さんに食べに行こう
●今日の私は疲れて買い物に行く元気がないから、元気な妹にお小遣いを渡して買い物を頼もう

 

ということ、ありますよね。このとき、「依頼をされる側」には、「こっそり副業術という知識」「お寿司を握るスキル」「買い物に行く体力や時間」があり、「依頼をする側」とは「差異」があります。

 

つまり、「他人と自分のどこが違うのか?どこに差異があるのか?」を客観的に見つけることができれば、それだけで自分の強みは見つかりやすくなるということです。

 

土谷 愛

 

 

↓コチラも読まれています 

 

「給料」が高い企業300社ランキング…コロナ禍でも伸びた会社、沈んだ会社

「不動産小口化商品への投資」が相続税対策になる納得の理由

日米比較にみる、富裕層が「アメリカ不動産」に投資するワケ

これまでの富裕層の「節税」では危ない?…不動産価値の見極め方

富裕層はすでに始めている!不動産営業が見た「資産承継の最前線」