「亡くなったら財産をあげます」…相続と異なる「死因贈与」のメリット・デメリット【税理士が解説】

「亡くなったら財産をあげます」…相続と異なる「死因贈与」のメリット・デメリット【税理士が解説】
(写真はイメージです/PIXTA)

「死因贈与」という変わったかたちの贈与について、税理士法人・都心綜合会計事務所の税理士・天野清一氏が解説していきます。

あなたにオススメのセミナー

    もちろんメリットあり!「死因贈与」は検討すべきか

    しかし死因贈与をした場合、贈与する方が亡くなる前に、不動産の仮登記をすることもできます。仮登記を行えば、その不動産に対する権利の順位を保全することが可能です。

     

    また、遺言をのこすとなると、当然遺言書の作成が必要になります。遺言書は、作成の仕方によって有効となるための条件が異なり、作成方法によってはコストもかかるため準備が大変です。

     

    もちろん死因贈与の場合にも、贈与契約書という書類を作成することをおすすめしていますが、この書類は遺言書に比べてはるかに作成しやすくなります。

     

    さて、死因贈与では贈与契約書を早めに作成することが重要です。

     

    死因贈与の契約は口約束でも有効なのですが、口約束しかない状態で、そのことを相続の時に主張すれば争いになる可能性があります。

     

    もし今、死因贈与の約束を交わしている方がいらっしゃれば、その内容を早めに書面化しておくことをおすすめします。

     

     

    ■動画でわかる「死因贈与とは」

     

     

     

    天野 清一

    税理士法人・都心綜合会計事務所

     

     

    【関連記事】

    ■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

     

    ■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

     

    「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

     

    カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
    川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録