FRBはFOMCでテーパリング開始を発表 (※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

FRBはテーパリングを開始

■米連邦準備制度理事会(FRB)は11月2日、3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標レンジを0.00~0.25%に据え置きました。

 

■債券購入プログラムについては、米国債で毎月100億ドル、住宅ローン担保証券で毎月50億ドルの買入れ縮小(テーパリング)を決定しています。FRBは経済が目標に向けてさらに著しく進展したと評価しています。

 

(注1)FFレート、米10年国債利回りは2007年1月~2021年11月。2008年12月以降のFFレートは誘導レンジの上限を表示。 (注2)物価上昇率は個人消費支出(PCE)コア物価指数の前年同月比。2007年1月~2021年9月。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表1]政策金利、長期金利と物価上昇率 (注1)FFレート、米10年国債利回りは2007年1月~2021年11月。2008年12月以降のFFレートは誘導レンジの上限を表示。
(注2)物価上昇率は個人消費支出(PCE)コア物価指数の前年同月比。2007年1月~2021年9月。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

利上げには慎重姿勢

■パウエル議長は会合後の記者会見で、毎月同じペースで買入れの縮小を行い、2022年の半ばにテーパリングを終了する意向を示しました。

 

■一方、テーパリング開始の決定は金利に関して何の示唆も与えるものではないともしており、利上げへの慎重姿勢を示しています。

 

(注)データは2019年1月1日~2021年11月3日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表2]NYダウと長期金利 (注)データは2019年1月1日~2021年11月3日。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

雇用と物価に注目へ

■3日の米国市場では、株式市場は主要指数がそろって過去最高値を更新し、債券利回りも上昇しました。テーパリングが開始されることは市場の想定通りでしたが、利上げへの慎重姿勢が意識されたことや、経済指標が良好だったこともあってリスク選好的な動きとなりました。

 

■テーパリングが開始されたことで今後の金融政策の焦点は利上げ時期に移ります。パウエル議長は会見で、雇用者数と労働参加率の両面において最大雇用に達しているとは言えないと述べましたが、2022年後半にも達成できる可能性を示しました。また、一過性と考えられているインフレの高止まりが長引いていることについても、供給制約が解消する時期は見通しづらいとしています。利上げのタイミングを見通す上でも、雇用の回復ペースと、物価の高止まりが解消する時期に注目が集まります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『FRBはFOMCでテーパリング開始を発表』を参照)。

 

(2021年11月4日)

 

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連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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