1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の主要株式市場は、高安まちまちとなりました。米国株式市場は、好調な7-9月期の企業決算に加えて、10月の消費者信頼感指数が改善したことやインフラ投資法案への期待が高まったことが追い風となり、引き続き堅調な展開となりました。NYダウが週間で0.40%高となるなど、主要な株価指数は過去最高値を更新しました。日本株式市場は反発したものの、週末に衆議院選挙の投開票を控え、不透明感から週後半は上値の重い展開となりました。日経平均株価は0.30%高で終了しました。欧州株式市場は、米国株式市場が上昇したことや好調な企業決算を受けて、反発しました。独DAX指数は0.94%高、英FTSE100指数は0.46%高となりました。一方、中国株式市場では、米国が中国通信大手の米事業免許を取り消す方針を発表し、米中関係の悪化が警戒されたことなどから下落しました。本土市場の上海総合指数が0.98%安、香港ハンセン指数は2.87%安となりました。
<リート>
グローバル・リートは、週間で0.17%高と、ほぼ横ばいでした。
<債券>
インフレ懸念の高まりで米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の正常化を前倒しするとの観測が強まり、中短期債を売って長期債を買う取引が増えたことなどから、米国の10年物国債利回りは低下しました。ドイツと日本の10年国債利回りはほぼ横ばいでした。
<為替>
FRBの金融政策正常化が意識されるなか、円は対米ドルで113円台半ばから114円近辺に小幅に下落しました。週間では0.38%の円安となりました。一方、対ユーロは132円前半から132円近辺に上昇し、0.26%の小幅な円高となりました。
<商品>
原油価格は需給ひっ迫懸念から前週まで一方向の上昇を続けてきましたが、先週は上昇一服となり、0.23%反落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年10月25日~10月29日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年11月1日)
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