(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2021年10月4日~10月8日のマーケットについて振り返り、「1.先週の市場動向、2.先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4.先週のブラジルレアル市場、5.今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

1. 先週の市場動向

先週の市場の振り返り

<株式>

世界の主要株式市場は、日本を除き概ね上昇しました。米国株式市場は、週初長期金利の上昇が嫌気されてハイテク株中心に下落して始まりましたが、それまで反対していた共和党が連邦債務上限の短期的な引上げに賛成する姿勢を示したことで、米国債のデフォルト懸念が後退したことを受けて反発しました。NYダウは週間で1.22%高となりました。一方、日本株式市場は、米長期金利の上昇や中国不動産大手の破綻懸念に加えて、岸田新政権による金融所得課税の見直しへの警戒感から、軟調な展開となりました。日経平均株価は、8営業日連続で下落するなか一時27,000円台半ばに下落しましたが、米株市場が反発したことを受けて、週末にかけてやや戻し、28,000円台を回復して2.51%安で終了しました。欧州株式市場は、米株市場の上昇を受けて、反発しました。独DAX指数は0.33%高、英FTSE100指数は0.97%高となりました。中国株式市場では、本土市場が国慶節の連休により1営業日のみの取引となるなか、海外市場の反発を受けて上海総合指数は0.67%高となりました。香港ハンセン指数は1.07%高となりました。

 

<リート>

グローバル・リートは、株式市場が上昇する一方、長期金利が上昇したことを受けて、週間で0.02%高とほぼ横ばいでした。

 

<債券>

主要国の長期金利は上昇しました。米国の10年物国債利回りは、年内のテーパリング開始やインフレ懸念が意識され、大きく上昇しました。雇用統計の雇用者数は予想を下回ったものの、平均賃金は予想を上回りました。ドイツ、日本の10年国債利回りも上昇しました。

 

<為替>

円相場は、米長期金利が上昇したことに伴い日米金利差が拡大したことから、対米ドルで112円台に下落し、週間で0.97%の円安となりました。また、対ユーロは129円台後半に下落し、0.77%の円安となりました。

 

<商品>

原油価格は、世界的にエネルギー需要が拡大するなか、OPECプラス会合で増産が見送られたことなどから、4.57%上昇しました。

 

(注)最終営業日ベース。(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)最終営業日ベース。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
10年国債利回り(前週差) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
為替(前週比) (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数(現地通貨ベース)、為替レート (注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年7月9日~2021年10月8日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数の推移 (注)データは2021年7月9日~2021年10月8日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&PREIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数(配当込み、現地通貨ベース) (注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年7月9日~2021年10月8日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。<br>(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数の推移 (注)データは2021年7月9日~2021年10月8日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

3. 先週のメキシコペソ市場

(注)データは2020年10月9日~2021年10月8日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年10月9日~2021年10月8日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。 (注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。 (注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。 (注5)前週比は2021年10月1日から2021年10月8日まで、前月末比は2021年9月30日から2021年     10月8日まで、前年末比は2020年末から2021年10月8日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。
(注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注5)前週比は2021年10月1日から2021年10月8日まで、前月末比は2021年9月30日から2021年10月8日まで、
     前年末比は2020年末から2021年10月8日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

4. 先週のブラジルレアル市場

(注)データは2020年10月9日~2021年10月8日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年10月9日~2021年10月8日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。 (注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。 (注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。 (注5)前週比は2021年10月1日から2021年10月8日まで、前月末比は2021年9月30日から2021年10月8日まで、     前年末比は2020年末から2021年10月8日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。
(注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。
(注5)前週比は2021年10月1日から2021年10月8日まで、前月末比は2021年9月30日から2021年10月8日まで、
     前年末比は2020年末から2021年10月8日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

5. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年10月4日~10月8日のマーケットの振り返り』を参照)。

 

(2021年10月11日)

 

先週の注目の「日々のマーケットレポート」

2021年10月8日 SDGsや気候変動問題が追い風、注目集める『水ビジネス』

2021年10月7日 主要な資産の利回り比較(2021年9月)

2021年10月6日 豪中銀は金融政策を据え置き

2021年10月5日 翻弄される日本株式市場

 

先週の注目の「市川レポート」

2021年10月6日 改めて考える米債務上限問題のリスク

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
【ご注意】
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録