医師も嗜む…「高価なウイスキー」の投資商品としての価値は? (※画像はイメージです/PIXTA)

2010年代に巻き起こったウイスキーブーム。日本国内ではすっかりハイボールがお酒の愉しみ方のひとつとして定着し、広く親しまれています。日本のみならず世界的にウイスキーの消費量は増えており、その注目度は増すばかり。愛好家が目を見張るレアなボトルには投機的なマネーも流入しており、価格が高騰し続けています。金融商品だけでなく、“モノ”として資産を蓄えている医師の方も多くいらっしゃると思いますが、今回は投資対象に値する高い価値を持ったウイスキーについてご紹介していきます。

「今や、もう飲めない……」そんな銘柄にこそ価値が

「あの銘柄好きだったんだよなあ……」40代以上の医師であれば、思い出に残っているボトルがあるのではないでしょうか。例えば国産ブレンデッド・ウイスキーの代表格「響」。数年前まではレギュラーラインナップとして「12年」「17年」「21年」がリリースされていましたが、近年ジャパニーズ・ウイスキーの世界的評価が高まったことやウイスキーブームの影響を受けて原酒が不足し、現在は年数表記のあるものは休売となっています。

 

ウイスキーは商品化するまでに長い年月がかかるものです。「17年」という表記がある商品には樽で17年以上熟成した原酒のみが使用されるため、数年増産体制を取ったところでは市場の増大するニーズに応えられるほど供給が追い付かないのです。

 

サントリー、アサヒビール(ニッカ)などの大手メーカーは需要増を見越して早い段階から増産体制を取っていましたが、結果的に多くの銘柄が休売になり、現在人気の銘柄は限定品として少量が抽選販売されるなどといった状況になっています。

 

さて、先ほどの「響」のラインアップの中でも最も親しまれていたと言っていい「17年」ですが、休売以降の価格を見てみましょう。2018年の希望小売価格は1万2000円でしたが、休売後の2020年には市場価格が4万円程度まで上昇、現在は6万円~10万円の価格となっています。この3年で5倍以上にまで高騰しているという状況です。「響」だけでなく、同様に休売・終売状態の「竹鶴」、シングルモルトの「山崎」「白州」「余市」「宮城峡」、いずれも年数表記があるものは高騰しています。

 

一般的なスーパーマーケットや酒店で販売されていたこれらの銘柄が、現在は高い希少価値を持っていることに、改めて驚かれる方もいるのではないでしょうか。もともと手に入りにくかった限定品であれば数十万円の価格が付いていることも珍しくありません。開栓せずに保存していたこれらの銘柄をすでにお持ちであれば、ぜひチェックしてみることをおススメします。

投資として購入する時の押さえておきたいポイント

それでは、投資として購入する場合に押さえておきたいポイントを簡単に3つご紹介しましょう。

 

・限定品/抽選販売品をチェックする


一番易しいのが、メーカーから公式にアナウンスされている限定品/抽選販売品を購入する方法です。先にご紹介した休売・終売銘柄ではありませんが、何といっても品質の上で心配する必要がありません。

 

休売・終売ウイスキーを購入する場合はすでに一般の小売店にはないことから中古市場に出回っているものから選ぶ形となりますが、どのような保存状態を経てきたか分からないものを購入するより、安心度は高いと言えるでしょう。

 

近年は大手メーカーのほか、小規模の蒸留所(クラフトディスティラリー)から頻繁に限定商品がリリースされていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

・液面が低下しているものは購入しない


ウイスキーは基本的にアルコール度数が40°以上ですので、長期保存が可能なお酒です。
しかし、保存状態が悪かったり、コルクの収縮により中のウイスキーが揮発してしまっていたりするようなものには注意が必要です。

 

パッと見て未開封にも関わらず液面が低下しているものは避けるようにしましょう。少しの液面低下であれば飲用に際しては問題ないものも多く見受けられますが、ウイスキーに投資するという観点からは好ましい材料とは言えません。

 

・ある程度価値が付いているものから選別して購入する

 

むやみに購入したところで、すべてのウイスキーが投資として成立するわけではありません。


今現在、ある程度価値が付いているものから選定して購入するようにしましょう。
銘柄で言えば先に挙げたジャパニーズ・ウイスキーのほか、マッカランなどは価値が高いことで知られています。

 

加えて、生産・流通した年代も重要な要素。かつて日本においては1989年まで、酒税法の関係上ウイスキーに等級が示されていました。「特級」の文字に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ボトルにこの表記があれば、1989年以前に流通していたことが確定しますので、価値を表す指標として活用できます。

 

また、一部のモルトウイスキーやボトラーズ(瓶詰業者)からリリースされているボトルには、蒸留年と瓶詰年が記載されており、これも年代を表す情報として重要です。銘柄と年代を考慮し、現在の市場価値を確認したうえで購入することをおススメします。

 

誰もが知っている長寿銘柄でも、時代によって味が変化するのはウイスキーの魅力のひとつです。かつてリリースされていた商品と全く同様のものは世に出ないため、人気の休売・終売品は今後さらに価格が上がることが予想されます。

 

自身でも嗜みつつ、ウイスキーの魅力を知ると同時に、投資的な側面からも見てみると、一杯のお酒がより美味しく感じられるかもしれません。
 

 

 

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している。

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