(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2021年9月13日~9月17日のマーケットについて振り返り、「1.先週の市場動向、2.先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4.先週のブラジルレアル市場、5.今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

1. 先週の市場動向

先週の市場の振り返り

 

<株式>

世界の主要株式市場は、日本市場を除き下落しました。米国株式市場は、発表された8月の小売売上高が市場予想を上回ったことなどが支援材料となりましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)での量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始表明への警戒感が重しとなり、下落しました。NYダウは週間で0.07%の小幅安でした。一方、日本株式市場は、自民党総裁選を控えた財政支出への期待の高まりや、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少していることを背景に、続伸しました。日経平均株価は14日に終値で30,670円を付け、年初来高値を更新しました。週間では0.39%の小幅高となりました。欧州株式市場では、中国の大手不動産企業のデフォルト懸念を背景にリスク回避的な動きが広がり、下落しました。独DAX指数が0.77%、英FTSE100指数は0.93%の下落となりました。中国株式市場は、中国の大手不動産企業のデフォルト懸念が嫌気され、下落しました。中国本土市場の上海総合指数は2.41%、香港ハンセン指数は4.90%下落しました。

 

<リート>

グローバル・リートは、長期金利が上昇したことなどを受けて、週間で0.11%下落しました。

 

<債券>

欧米の長期金利は上昇しました。米国の10年物国債利回りは、8月の小売売上高が市場予想を上回ったことなどが嫌気され、週間で0.041%上昇しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。日本の10年国債利回りは横ばいでした。

 

<為替>

円相場は、米長期金利が上昇したことなどから対ドルでは0.12%の小幅な円安となりました。一方、ユーロが対ドルで下落したことから、対ユーロでは0.71%の円高となりました。また、中国の景気減速懸念などから、対豪ドルでは1.28%の円高となりました。

 

<商品>

原油価格は、米国でのハリケーンの影響による需給ひっ迫懸念などから、週間で3.23%上昇しました。

 

(注)最終営業日ベース。<br>(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)最終営業日ベース。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
株式(前週比)(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート(前週比)(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
10年国債利回り(前週差)(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
為替(前週比)(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別の株価指数(現地通貨ベース)、為替レート (注)最終営業日ベース。為替の変化率がプラスの場合は各国通貨高・円安、マイナス▲の場合は各国通貨安・円高。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年6月18日~2021年9月17日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

国・地域別の株価指数の推移 (注)データは2021年6月18日~2021年9月17日。グラフの各国・地域別の株価指数は表と同じ。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数(配当込み、現地通貨ベース) (注)最終営業日ベース。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

(注)データは2021年6月18日~2021年9月17日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
国・地域別のREIT指数の推移 (注)データは2021年6月18日~2021年9月17日。S&P REIT指数の国・地域別指数(配当込
み、現地通貨ベース)。アジア:アジア・パシフィック(除く日本)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

3. 先週のメキシコペソ市場

(注)データは2020年9月18日~2021年9月17日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年9月18日~2021年9月17日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。 (注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。 (注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。 (注5)前週比は2021年9月10日から2021年9月17日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月17日まで、前年末比は2020年末から2021年9月17日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/メキシコペソと円/米ドルの単位は円、メキシコペソ/米ドルの単位はメキシコペソ。
(注3)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注4)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注5)前週比は2021年9月10日から2021年9月17日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月17日まで、
     前年末比は2020年末から2021年9月17日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

4. 先週のブラジルレアル市場

(注)データは2020年9月18日~2021年9月17日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)データは2020年9月18日~2021年9月17日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注1)先週末は最終営業日ベース。 (注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。 (注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。 (注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。 (注5)前週比は2021年9月10日から2021年9月17日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月17日まで、     前年末比は2020年末から2021年9月17日まで。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注1)先週末は最終営業日ベース。
(注2)円/ブラジルレアルと円/米ドルの単位は円、ブラジルレアル/米ドルの単位はブラジルレアル。
(注3)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注4)鉄鉱石は先物価格(米ドル)。
(注5)前週比は2021年9月10日から2021年9月17日まで、前月末比は2021年8月31日から2021年9月17日まで、
     前年末比は2020年末から2021年9月17日まで。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

5. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年9月13日~9月17日のマーケットの振り返り』を参照)。

 

(2021年9月21日)

 

先週の注目の「日々のマーケットレポート」

2021年9月17日 EVシフトで注目、省エネ性能を左右する『パワー半導体』

2021年9月16日 8月の中国経済は減速

2021年9月15日 株価の終値とメジャーSQ値の関係を検証

2021年9月14日 『ベトナム株』、コロナ感染で調整も長期的な好環境は不変

 

先週の注目の「市川レポート」

2021年9月13日 最近の米国株の動向と今後の方向性

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