終活をまとめる一冊「エンディングノート」の重要性
エンディングノートという言葉をご存じですか?
エンディングノートはそれぞれの終活をまとめる一冊。「医療」「介護」「相続」「保険」「葬式」「お墓」についての自分の情報や希望を記し、必要であれば、自分の人生を振り返るものです。
市販されているものも数がありますし、オンラインからダウンロードできるものもあります。そうしたものを使用すると分かりやすいですし、ご自身で気に入ったノートを用意しても問題はありません。まずはノートを用意することから始めましょう。
とはいえ、「エンディングノートを持っているけれど、書いていない」という人が9割以上に上るといいます。せっかく用意したのに、たった1割にも満たない人しか使っていないのは、とても残念です。
市販のものを用意している場合は、その流れに沿って書いてもいいですし、エンディングノートを書くとき、
2.自分の希望を記す
3.家族への想いを記す
の3つに注視すると、まとめやすくなります。例えば、
1.「自分のこと」であれば、かかりつけ医や既往症、服用している薬、身長・体重・血液型や血圧、アレルギーの有無、保険証番号など(「医療」「介護」)、利用している銀行口座や暗証番号、株式や信託、不動産、クレジットカードや貸しているお金があればその情報、保険関連の情報など(「相続」「保険」)、葬儀の際の宗教、お墓の有無など(「葬式」「お墓」)、アプリ、SNS、ネットショッピング、動画や音楽配信サービス、ネット口座などのIDやパスワード情報を記します。
2.「自分の希望を記す」であれば、要介護になったときの施設の希望、病気の告知や延命治療(「医療」「介護」)、相続をどうしたいか(「相続」「保険」)、どのような葬儀をしたいか、埋葬はどうしたいかなど(「葬式」「お墓」)、SNSやパソコンに入っている情報をどうしたいかを記します。
3.「家族への想いを記す」は、普段、言葉では伝えにくい感謝の言葉や思い出、家族への希望を記します。
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