投資の原理原則から見る「株価を決定する要因」専門家が解説 (※画像はイメージです/PIXTA)

世界的な株式市場の好調を背景に、投資をはじめる人が増えています。しかし、自分なりの判断基準も持たずに取り組んでいても、資産は目減りしていくだけ…。投資の原理原則を理解し、実践することが重要です。株式投資をする上で最低限知っておくべき「投資の考え方」を経済コラムニストとして幅広いメディアで活躍する、オフィス・リベルタスの大江英樹氏が解説します。※本記事は『あなたが投資で儲からない理由』(日本経済新聞出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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株式投資の儲けは「配当」「値上がり益」の二つ

株式投資の投資手法・流派は様々だ。でも最終的に株式に投資をすればどんな儲けがあるのかといえば、それは二つに集約される。ひとつは配当、そしてもうひとつは値上がり益である。すなわち将来にわたって多くの配当を受け取れることであり、株価が上がって高く売れることで利益が得られることだ。これらを得るためには企業の価値=株式の価値が向上していかなければならない。

 

株式の価値、すなわち株価を決めるものは一体何なのだろう? これについては様々な考え方があるが、これだけは絶対正しいという唯一のことがある。それは「株式の価値は、その企業が将来にわたって生み出す全てのキャッシュフローの現在価値の合計」であるということだ。これはほぼ議論の余地はない。なぜなら企業はゴーイングコンサーン(企業が将来にわたって事業を継続していくという前提のこと)であるから、将来にわたって利益をあげ続けることになる(もちろん損失の時もあるが)。そうした企業活動によって生み出されるキャッシュの合計が、その企業の価値と言える。

 

ただし、ひとつ注意すべきことがある。それは今年の利益1億円と、10年後、100年後の1億円とでは、値打ちは全く異なるということだ。なぜなら今年の利益1億円は今すぐ使えるが、将来の利益はその時にならないと使えないからだ。したがってそれを現在価値(今の値打ち)に置き換える必要がある。つまり将来の価値を今の価値に調整する必要があるのだ。その調整の割合が「割引率」と言われるものである。

 

割引率には様々な計算方法があるが、自分が望む収益率と考えていいだろう。例えば自分が年率で5%ぐらいの収益を望むのであれば、それを割引率にすればよい。したがって、株価を決定づけるものは、①将来の利益の予想と、②割引率である。これが株式で絶対正しいたったひとつのことである。

 

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株式会社オフィス・リベルタス 代表取締役 

経済コラムニスト。専門分野はシニア層のライフプランニング、資産運用及び確定拠出年金、行動経済学等。大手証券会社を退職し、2012年にサラリーマンの老後支援を目的に(株)オフィス・リベルタスを設立。書籍やコラム執筆のかたわら、資産運用、年金、シニアライフプラン等のテーマで全国で年間140回を超える講演を行っている。CFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。主著に、『定年男子 定年女子』(共著、日経BP)、『経済とおかねの超基本1年生』(東洋経済新報社)、『定年前』(朝日新書)、『資産寿命』(朝日新書)、『定年前、しなくていい5つのこと「定年の常識」にダマされるな!』(光文社)など多数ある。

著者紹介

連載株で儲かる人・儲からない人の境界線…「自分の頭で考える」投資術

あなたが投資で儲からない理由

あなたが投資で儲からない理由

大江 英樹

日本経済新聞出版

「儲からない」にはちゃんと理由がある。 マーケットが好調な時には、身の回りのいたる所に投資に関する情報があふれます。「投資は誰でもできる」「市場が好調なら誰でも儲かる」そんな言葉につられて投資を始めたものの、…

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