スマホなどのデータ「デジタル遺品」はどうなるのか?
もし自分が死んでしまったら、SNSなどインターネット上の自分のアカウントや、パソコン、スマホの中のデータはどうなるのでしょうか。
残したい・伝えたい情報が気付かれないまま破棄されてしまったり、反対に内緒にしたい情報が家族に見つかったりしてしまうかもしれません。放置されたSNSやブログのコメント欄が荒らされたり、乗っ取られて悪用されたりする恐れもあります。
パソコンやスマホのデータ処分やインターネット上の各種サービスの削除・解約などに関する要望は、家族にわかるようにエンディングノートに記載しておきましょう。家族がいない場合は「死後事務委任契約」を締結して処理を依頼することもできます。
インターネット上のサービスには、あらかじめ自分で亡くなったあとの設定ができるものもあります。例えば、グーグルのアカウントは、一定期間利用がないと自動的に削除するように設定できます。フェイスブックは、管理人を設定しておくと新規投稿、コメントができない「追悼アカウント」に変更して残すことができます。
スマホに大量の写真データを収蔵している人も多いことでしょう。データを整理する遺族の手間を減らしたいのであれば、普段から似たような写真はその都度削除し、ベストショットだけを残すことを習慣にするようにしましょう。
海老原 佐江子
城南かがやき法律事務所 弁護士
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】