「300万〜400万円」が平均…高すぎる婚姻費用「100万円」で済ます方法

「結婚式の予算」は最初に話し合って決めておく

（※写真はイメージです／PIXTA）

通常、婚姻費用の平均は300万〜400万円と言われています。1つのイベントにかけるお金としては、かなりの大金と言えるでしょう。

ホテルや結婚式場での挙式では、当初の予定以上に金額がかさみます。料理のグレードアップやさまざまなオプションを避ければいいのですが、「一生に一度だから」というキラーワードで、際限なくお金をかけてしまいがち。最初にきっちり話しあって予算を決めておくことが大切です。

なお、結婚が決まった時点で、お互いの収入や貯蓄、借金の状況を話しておきましょう。今後の結婚生活でマネープランが立てやすくなります。

2020年からは新型コロナウイルスの影響で、挙式自体のキャンセルが増えています。でも、なんのセレモニーもないのは寂しい……そんなわけで、オンライン挙式が登場しました。

この場合、平均費用は100万円ほどに収まっているそうです。新型コロナウイルスの影響で社会全体が窮屈な状況に陥っていますが、それでも式を挙げられるうえ、遠方でも画面越しに友人や親戚などたくさんの人に祝ってもらえます。しかも低コストで実現できるオンライン挙式は、まさに逆転の発想ですね。

結婚と同時に「資産運用」を始めるのがおすすめ

以前は、結婚式にお金をかけるご夫婦が多かったのですが、最近は式ではなく、新婚旅行や新居にお金をかけるご夫婦が増えてきた印象を持っています。式を挙げない、あるいは格安婚を選ぶ方も多いですね。

たった1日で終わるイベントに大金を投じないという姿勢にとても共感しますが、さらに賢いご夫婦は、新婚旅行や新居の家具に割くお金の一部を「資産運用」に回しています。

例えば、新婚旅行に80万円かける予定だったが、そのうち20万円を投資信託の購入にあてる、結婚を機にネット証券口座を開き、夫婦で投資にチャレンジする、など。同じ20万円でも使ってしまえば終わりですが、運用すれば元金が何年もかけて増えていきます。

結婚式でも新婚旅行でも高級家電でも、お金をかける部分はそれぞれのご夫婦の価値観によるので、良し悪しはありません。

ただし、資産運用は、長い年月をかけるほど有利なので、子どもが生まれてから始めるよりも結婚と同時にスタートするのがおすすめです。結婚というイベントを通じて、お互いの価値観をすり合わせることができるといいですね。

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