「貯蓄型保険」で貯蓄するなら、投資に回す
〇:自分で資産運用したほうが、はるかにおトク
貯蓄しながら保障も得ることができるというふれ込みで根強い人気がある貯蓄型の保険ですが、そもそもどのような保険なのでしょうか。
例えば、学資保険、個人年金保険、終身保険、養老保険など。掛け捨てではなく、払い込んだ保険料の一部が貯まっていて「解約返戻金」「年金」「一時金」として受け取ることができます。「保障と貯蓄の両方を兼ねる」役割を果たし、良いことずくめのようですが、現在ではデメリットのほうが大きいのです。
◆貯蓄型保険のデメリット
・掛け金が高い
・保険料の払込期間中に解約すると、解約返戻金が払込保険料を下回る可能性が高い
・予定利率※が良くないので、大きくは増えない
(※予定利率とは、保険会社が契約者の保険料を運用するときに約束する利回りのこと)
・長い払込期間中に、お金の価値が変わるおそれがある
ですから、貯蓄型の保険で貯蓄するより、貯蓄したいお金は投資に回したほうが効率が良いでしょう。
例えば、大学入学に備えて18年後に200万円受け取れる学資保険に加入するくらいなら、リスクが低いインデックス投信を毎月6000円ずつ購入しましょう。18年間コツコツ積み立て投資をして、5%ほどの利回りで運用できたら、約210万円(元金は約130万円)になると試算できます。
途中解約も自由です。保障はついていませんが、貯めることが目的なら、掛け金とそのリターンを考えるとはるかに積み立て投資のほうがメリットが大きいでしょう。
保険見直しのタイミングは、「更新時」がおすすめ
〇:見直ししすぎても損。タイミングのときだけでOK
保険の見直しは節約につながります。最新タイプの保険のほうが、保険料に比して保障内容が手厚くなっているケースもあるからです。ですが、保険料は年齢が若いほど安く、年を取るほど高くなるため、頻繁に見直すとかえって損をするので要注意です。保険の見直しのタイミングとしては、家族構成や働き方が変わったときがいいでしょう。
◆保険見直しのタイミング
・結婚したとき・離婚したとき
・子どもが生まれたとき(→死亡保障を検討)
・自営業になったとき(→就業不能保障を検討)
・子どもが成人となり自立したとき(→死亡保障の減額を検討)
・保険更新のとき
・保険料を安く抑えたいと感じたとき
・保険に入って10年以上経ったとき
特に、最低限の医療保障しかつけていなかったご夫婦は子どもが生まれた時点で、死亡保障や就業不能保障を検討しましょう。
保険更新時はおすすめのタイミングです。更新時はほとんどの場合で今後の保険料が上がるため、この保障内容・保険料で本当に良いのかを精査する絶好のチャンス。
とはいえ、保険料を安く抑えたいからといって、すぐに解約したりオプションを全部外したり、というのも考えものです。特に古い保険の解約と新しい保険の契約の間が空いてしまうと保障されない空白期間が発生してしまうので注意しましょう。
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