低金利時代の今、銀行にお金を預けても増えることはありません。そこで、投資に一層の注目が集まっています。しかし、元本割れなどのリスクもあるため、油断は禁物です。本記事では、投資初心者が最低限知っておきたい基礎知識を解説します。※本記事は、『お金の基本ゆる図鑑』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。
ビギナーは「投資信託」から始めてみよう
●投資家から集めたお金を、専門家が投資・運用する
たくさんの投資家たちから集めたお金をまとめ、ひとつの大きな資金として、投資のプロが株式や債券などに投資・運用するのが投資信託です。投資額に応じて、利益が投資家に分配されます。
投資家のお金をまとめて運用するため、一人ひとりの投資家は少額から投資でき、手軽に始められます。
株式や債券など、いくつかの商品に分けて購入する分散投資がリスク軽減のための効果的な方法ですが、本来、分散投資には多くの資金が必要となります。それに対し、投資信託は多くの投資家のお金をまとめて投資するため、分散投資が可能になるのです。
投資信託では、投資先は専門家が選びます。経済・金融に関する専門的な知識を身につけたプロに投資を任せられるのも、大きなメリットです。個人では買えない海外の商品や特殊な金融商品への投資もできます。
複数の投資家から集めたお金をひとつの大きな資金として扱います。複数の投資家が参加するので、各投資は1万円程度の少額からでも始められます。また、大きな金額でないとできない分散投資(投資する商品を分けてリスクを減らす方法)も可能になります。
(本文イラスト:藤井 晶子)
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カール経営塾 塾長
株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長
社団法人プラットフォーム戦略協会 代表理事
経営コンサルタント
麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。日本興業銀行にて国際・投資銀行業務、NTTドコモiモード企画部担当部長を経て現職。上場企業を中心に数多くの会社のアドバイザーを務める一方、オンラインスクール塾長、BBT大学教授、早稲田大学ビジネススクール(MBA)非常勤講師、ハーバード・ビジネス・スクール招待講師などを歴任。
著書に、『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)、『マジビジプロ ハンディ版 カール教授と学ぶビジネスモデル超入門!』(ディスカヴァートゥエンティワン)、『カール教授のビジネス集中講義』シリーズ、[経営戦略][ビジネスモデル][マーケティング][金融・ファイナンス](朝日新聞出版)、監修に、『経営学見るだけノート』 『マーケティング見るだけノート』 『ビジネスモデル見るだけノート』(以上、宝島社) など多数。韓国、台湾、中国、タイなど海外でも多数翻訳・出版されている。
Twitter:平野敦士カール著書36冊★カール経営塾★
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