毎月の家賃、引っ越しの費用、趣味のため支出…。日々、様々な出費が必要となりますが、ちょっとした工夫で大幅に節約することも可能です。今回は、支出を抑えるために実践できる基本的なテクニックを、著名な経営コンサルタントである平野敦士カール氏が平易に解説します。※本記事は、『お金の基本ゆる図鑑』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。
「契約更新時」は家賃値下げ交渉のチャンス!
●複数の業者から見積もりを取り家賃の交渉も
住宅に関して、賃貸が得なのか、持ち家が得なのかは、さまざまなケースがあるので簡単には答えを出せません。
マイホームのほうがいいと考える人が多いかもしれませんが、マイホームにはメリットがある反面、「金利上昇や収入減でローンが払えなくなる」「地価の下落」「ご近所トラブル」といったリスクもあります。
賃貸は、引っ越しがしやすい、固定資産税が発生しないといったメリットがあります。
ちなみに、賃貸は契約を結ぶ際、複数の仲介業者で見積もりを取る〝相見積もり〟を行うと、安いほうの料金で契約できます。
また、すでに賃貸契約を結んで住んでいる人は、契約更新時が家賃を下げるチャンスです。住んでいるマンションの同じ間取りの部屋の家賃をネットで調べて、その金額をもとに交渉してみるといいでしょう。
引っ越し代を半値に抑える「3つのテクニック」
●引っ越し業者が暇な時期を狙って「混載便」も活用
引っ越し料金は、いくつかのポイントを押さえると料金が半値になることがあります。
重要なのは引っ越しの時期。春と秋は学生なら進学、社会人なら異動などで引っ越しが多
くなるため、3月、9月、10月は引っ越し料金が高くなります。業者が暇な1〜2月上旬、5〜8月、11月を狙いましょう。
複数の業者から見積もりを取ることも重要です。「〇月〇日〜〇日の間ならいつでもOK」というように業者の都合に合わせて、値下げ交渉を行うのもいいでしょう。
ちなみに、同じ方面に引っ越しする人と一緒のトラックで荷物を運ぶ「混載便」を使うことも、引っ越し料金を安くするテクニックのひとつです。
(本文イラスト:藤井 晶子)
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カール経営塾 塾長
株式会社ネットストラテジー 代表取締役社長
社団法人プラットフォーム戦略協会 代表理事
経営コンサルタント
麻布中学・高校卒業、東京大学経済学部卒業。日本興業銀行にて国際・投資銀行業務、NTTドコモiモード企画部担当部長を経て現職。上場企業を中心に数多くの会社のアドバイザーを務める一方、オンラインスクール塾長、BBT大学教授、早稲田大学ビジネススクール(MBA)非常勤講師、ハーバード・ビジネス・スクール招待講師などを歴任。
著書に、『プラットフォーム戦略』(東洋経済新報社)、『マジビジプロ ハンディ版 カール教授と学ぶビジネスモデル超入門!』(ディスカヴァートゥエンティワン)、『カール教授のビジネス集中講義』シリーズ、[経営戦略][ビジネスモデル][マーケティング][金融・ファイナンス](朝日新聞出版)、監修に、『経営学見るだけノート』 『マーケティング見るだけノート』 『ビジネスモデル見るだけノート』(以上、宝島社) など多数。韓国、台湾、中国、タイなど海外でも多数翻訳・出版されている。
Twitter:平野敦士カール著書36冊★カール経営塾★
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