石を打ってはいけない場所をわかるようになろう
ここからは、9路盤(9×9の碁盤)で説明します。
囲碁は、「打った瞬間に取られる所には打てない」というルールがあります。黒の1は、打てるでしょうか? 打った瞬間に線がなくなり、白に取られてしまいます[図表1]。
【端・角・つながっている石】
例えば、[図表2]では黒が黒の1と打つと白に囲まれて、まとめて取られてしまいます。複数の石や端、角は気がつきにくいので、注意しましょう。
このような、打ってはいけない場所のことを「着手禁止点(ちゃくしゅきんしてん)」といい、正式な対局では打った時点で反則負けになります。慣れるまでは、反則負けにせず、そのまま盤上から取るだけにしてもよいでしょう。
相手の石を取れる所は打つことができる
着手禁止点でも、そこに打つことで相手の石を取ることができれば、打ってもいいというルールがあります。[図表3]の黒の1は線が出ていないので、一見打ってはいけない場所のようですが、白にも線の出ていない石が2子あります。
これを「着手禁止点の例外」といい、後から打ったほうが先にあった石を取ることができるのです。先にあった相手の石を取りのぞくことができれば、新しい線が出て盤上に生き残ることができます。
【端・角・つながっている石】[図表4]