最年少でプロの棋士になった仲邑菫(なかむらすみれ)さんや、タイトルの一つである名人位を最年少で獲得した芝野虎丸(しばのとらまる)さんなど、若い棋士の活躍が目立っています。本記事では『井山裕太の実戦囲碁9路盤』より一部を抜粋・編集し、囲碁をやってみたくなった人に向けて、基本的なルールを解説します。

石を置ける場所と置けない場所がわかるようになろう

石を盤に置くことを、「打つ」といいます。最初は、黒から打っていきます。ジャンケンでどちらが黒を持つか決めたら、そのあとは交互に1個ずつ打っていきましょう(正式には、「ニギリ」という方法でどちらが黒を持つかを決めます)。

 

井山裕太氏
井山裕太氏

 

打つ場所は、タテとヨコの線が交わっている「交点(こうてん)」です。黒の1のような中央や、白の2のような角、黒の3のような端にも打つことができます。好きな所へ打ちましょう[図表1]。

 

石は交点(こうてん)に打つ。
[図表1]

 

【打てない所】

線で囲まれた中や、タテ・ヨコ一方の線しかまたいでいない所には打てません[図表2]。

 

交点の上以外の場所には置くことができません。
[図表2]

 

【やってはいけないこと】[図表3]

 

・一度打った石は動かさない

・別な所に打ち直す「待った」や「置き直し」

・すでに石がある所に打つ「重ね打ち」

・相手がパスをしていないのに、続けて打つ

 

石を置いてから動かしたり、相手の石の上に置くことはできません。[図表3]
[図表3]

 

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井山裕太の実戦囲碁9路盤

井山裕太の実戦囲碁9路盤

監修:井山 裕太

幻冬舎

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