1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は、前週2日に発表された3月雇用統計や、週明けに発表された3月ISM非製造業PMIが上振れたことや、新型コロナワクチンの接種が進んだことなどを受けて景気回復期待が強まったことが好感されました。また長期金利の上昇が一服したことなども好感されNYダウ、S&P500は最高値を更新しました。NYダウは週間では1.95%上昇しました。日本株式市場は、世界的な景気回復への期待は強いものの、高値警戒感や円安に一服感が出てきたことなどを背景に0.29%下落しました。欧州株式市場は、米・中の良好な経済指標を受けて世界的な景気回復期待が高まり、独DAX指数は0.84%上昇しました。英FTSE100指数は、世界的な景気回復期待やポンド安などを受けて2.65%上昇しました。中国株式市場は、不動産市場の過熱を受けて金融引き締めが警戒されたことや、高値警戒感も強まり、上海総合指数は0.97%、香港ハンセン指数は0.83%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、米国での株式上昇や長期金利低下などを好感して0.85%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエルFRB議長の発言を受けた緩和的金融政策の長期化観測が高まり、長期債利回りは週間で0.056%低下しました。日本、英国の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円相場は対米ドルでは、パウエルFRB議長の発言を受けた緩和的金融政策の長期化観測を受けて、米長期債金利が低下したことなどから、0.91%の円高となりました。対ユーロでは0.17%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、イランの原油供給拡大懸念などから3.47%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年4月5日~4月9日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年4月12日)
先週の注目の「日々のマーケットレポート」
2021年4月9日 主要な資産の利回り比較(2021年3月)
2021年4月7日 再度上方修正されたIMFの世界経済見通し
2021年4月6日 米国はコロナ対策から成長戦略へ、日本株への追い風に
2021年4月5日 米雇用統計、91.6万人増で株式市場の上昇を後押し
先週の注目の「市川レポート」
2021年4月7日 2021年度の企業業績見通し