都心勤務の平均給与の会社員…買える戸建ては?
仮に平均年収帯の世帯主の力だけで新築一戸建てを購入するのであれば、どのような家が買えるのか、考えてみましょう。前出の総務省の家計調査から、月々のローン返済は5万円とします。
ローンの他の条件は同様とすると、借入れ可能金額は1646万9221円。自己資金比率は73%程度なので、2256万円程度の一戸建てが妥当だということになります。
実際どのような一戸建てが買えるのでしょうか。首都圏で調べてみると、以下のような物件が見つかりました。
神奈川県藤沢市…最寄駅からバス10分/3LDK/敷地面積150㎡/建物面積100㎡
千葉県千葉市若葉区…最寄駅から徒歩20分/3LDK/敷地面積130㎡/建物面積100㎡埼玉県熊谷市…最寄駅からバス20分/4LDK/敷地面積200㎡/建物面積120㎡
あくまでも一例ですが、郊外の広めの敷地の戸建てが選択肢となります。問題をあげるとすると立地。バス便利用であったり、徒歩20分程度だったりとということを考慮すると、東京都心への通勤であれば、片道1時間超え、場所によっては1時間半~2時間は覚悟しなければなりません。
前出の『令和元年度住宅市場動向調査』によれば、分譲の一戸建て購入者の平均値は、最寄駅から家までの距離が1.19km、通勤時間が49.38分。予算を優先した場合、都心勤務の平均給与の会社員では、立地にこだわることはできません。立地も外せない、というのであれば、世帯年収をあげる努力が必要です。
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