中学受験専門塾の著名講師が、難関中学入試に頻出する「地理」のポイントをわかりやすく解説! 軽妙な筆致で書かれた各県の魅力や特徴を読み進めれば、自然と知識が身につきます。本記事では、多くの小学生が苦手とする「工業」のうち、自動車工業と造船業について解説します。※本記事は、『合格する地理の授業 日本の産業編』(実務教育出版)から抜粋・再編集したものです。
自動車工業がさかんな都市は、語呂合わせで覚えよう
●機械工業の代表と言えば自動車工業
本記事では、重化学工業のうち、機械(きかい)工業を見ていきましょう。
機械工業
鉄などの金属を主な材料にして、自動車、船舶、電気機器、精密機械(せいみつきかい)などをつくる工業。
日本では、機械(きかい)工業の中でも自動車工業がさかんです。愛知県豊田(とよた)市に本社があるトヨタ自動車は有名ですよね。
豊田市は企業を中心に発展した都市なので、企業城下町と呼ばれています。そもそも「城下町」とはどういう意味なのか知っていますか?
昔、お殿様がお城に住んでいた頃、お城を中心に町が発展しました。そのような町のことを城下町と呼ぶのです。
●自動車工業がさかんな豊田市、太田市、府中町
自動車工業がさかんな都市として覚えてほしいのは、次の通りです。Aランクは絶対、Bランクはできれば覚えておきましょう。
A 豊田市(愛知県)、太田(おおた)市(群馬県)、府中町(ふちゅうちょう)(広島県)、横須賀(よこすか)市(神奈川県)
B 宮若(みやわか)市・苅田町(かんだまち)(福岡県)、防府(ほうふ)市(山口県)
覚えやすいように、語呂(ごろ)合わせにしてみました。
とうふを「とおふ」と読むと、すんなりいきますよ。
え? おもしろくない?
たしかにインパクトはありませんが、ぜひ覚えておいてくださいね。
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中学受験専門塾ジーニアス 運営会社代表
慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校し、運営会社の代表に就任。現在は東京・神奈川の6地区に校舎がある。
ジーニアスはハイレベルな少人数制指導塾として、1学年200人強から開成、麻布などの御三家各校、筑波大附属駒場、慶應中等部、早稲田実業、渋谷教育学園渋谷、ラ・サールなど超難関校に例年合格者を多数輩出しており、募集時には毎年満席になる校舎もある。また、家庭教師のトライの映像授業「Try IT」の社会科を担当し、高校受験生からの支持も厚い。
おもな著書に『合格する算数の授業 図形編・数の性質編』『合格する地理の授業 47都道府県編・日本の産業編』(実務教育出版)があり、ほめて伸ばすだけをよしとしない、タイプ別に子どもへの対応方法を変えるなど独自の子育て論にも注目が集まっている。
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