2021年1月18日～1月22日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、若干上昇しました。米バイデン大統領の就任により追加経済対策への期待感が高まったことや、次期米財務長官に指名されたイエレン氏が経済対策に前向きな姿勢を示したことなどを背景に、景気に敏感な資源国通貨である豪ドルが買われる展開となりました。週後半、豪小売売上高が軟調な結果だったことを受けやや頭を押さえられましたが、週間を通しては豪ドルの対円レートは若干の上昇となりました。

（注）左グラフは2020年1月22日～2021年1月22日、右グラフは2021年1月15日～2021年1月22日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、若干上昇しました。新型コロナ感染拡大への警戒感が依然燻る中、米バイデン大統領就任による追加経済対策への期待感や、豪雇用統計が堅調な結果だったことなどを背景として景気回復に前向きな見方が広がり、豪州3年国債利回りは若干上昇（国債価格は下落）しました。

（注）左グラフは2020年1月22日～2021年1月22日、右グラフは2021年1月15日～2021年1月22日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇しました。米バイデン大統領就任による追加経済対策への期待感や、次期米財務長官に指名されたイエレン氏が公聴会で経済対策に前向きな姿勢を示したことなどを受け主要な株式市場は概ね上昇し、豪州株式も連られて上昇しました。堅調な結果となった豪雇用統計も好材料となり、週間を通して豪州株式は上昇しました。

（注）左グラフは2020年1月22日～2021年1月22日、右グラフは2021年1月15日～2021年1月22日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、上昇しました。米国追加経済対策への期待感などを背景に欧米株式市場が概ね上昇したことを受けてグローバル・リート指数は上昇しました。豪州リート指数も、豪州株式市場の上昇などを受け上昇して終えました。

（注）左グラフは2020年1月22日～2021年1月22日、右グラフは2021年1月15日～2021年1月22日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年1月18日～1月22日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年1月26日）