生活が急変…「木造の家」「鉄コンの家」騒音の恐ろしすぎる差

深夜、隣から響く笑い声にうんざり。やっと静まったかと思えば、天井から「ゴツッ!」と何かを落とした音が聞こえる…。騒音問題、誰しも一度は経験するものです。そこで本記事では2018年3月刊行の書籍『安心・快適な家を手に入れたい! 鉄筋コンクリートでマイホームを建てる』より一部を抜粋・再編集し、日々の暮らしを快適にするにはどうすべきか、解説していきます。

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騒音問題…マンションに多いが戸建てでも結構うるさい

■暮らしの平安を損なう「騒音」の問題

 

音は温度や湿度などと並び、快適な暮らしを実現するうえで非常に大切なポイントです。騒音や振動などのトラブルについては、マンションなどの集合住宅で暮らす人のほうが敏感ですが、戸建て住宅でも不安に感じる人は多いようです。

 

騒音で生活が急変…(※写真はイメージです/PIXTA)
騒音で生活が急変…(※写真はイメージです/PIXTA)

 

音の高さは振動の早さ(ヘルツ)、音の大きさは振動の大きさ(デシベル)で表されますが、「騒音」についての定義は各市区町村やエリアごとにデシベルによって定められています[図表]。

 

[図表]

 

デシベルは少し扱いが難しい数値で、例えば60デシベルの音は20デシベルの音の3倍大きいわけではありません。詳しい説明は省きますが、6デシベル差で2倍、12デシベル差で4倍という増え方をし、60デシベルの音は20デシベルの音の100倍の大きさになります。

 

住宅地であれば大体55デシベル程度を超えると「騒音」とされることが多いようですが、これはあくまで音の大きさを基準としたレベルです。実際に人が「騒音」と感じる音には、聞こえる時間帯や音色、自分の心理状態などさまざまな要素が含まれるため、近隣トラブルの際には、その感じ方の違いが問題となるケースが少なくありません。

 

例えば同じピアノの音色でも、かわいい自分の子どもが一生懸命弾いていれば、その出来にかかわらず騒音とは感じないはずです。しかし、住む人の顔も分からない隣家から、あまりうまいとはいえない演奏が聞こえれば、音が小さかったとしても「騒音」と感じることがありますし、そもそもピアノの音が嫌いという人もいます。

 

いずれにしろ、生活のなかで生まれるさまざまな音に対する感じ方は人それぞれですから、近隣住民との付き合いも含めて快適に暮らすためには、家造りの際の防音、遮音への意識が重要です。

 

 

株式会社サンオリエント 代表取締役 一級建築士

岡山県倉敷市出身。1969年生まれ。
1987に岡山県立水島工業高校建築科卒業後、10年間大手建設会社にて現場監督、施工管理などを担当。退社後、独立行政法人国際協力機構の青年海外協力隊としてミクロネシア連邦、ブータンへ派遣され、建築指導に従事。2003年に株式会社サンオリエントを設立、代表取締役に就任。マンションや病院などの設計・施工管理の経験と実績をもとにしたRC造住宅の建築を得意とするほか、RC造と木造のハイブリッド住宅や木造住宅など、顧客の希望をもとに快適性と実用性を兼ね備えた住宅を提供している。
また、結露やカビの発生を防ぐ「遮熱材」や埃などの有害物質を吸着してシックハウス症候群を防ぐ新建材を使用するなど、クリーンかつエネルギー効率の良い空間づくりを追求。海外の活動で得た広い視野を持って、前例にとらわれない最高の家造りを目指している。

著者紹介

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安心・快適な家を手に入れたい! 鉄筋コンクリートでマイホームを建てる

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磯崎 慎一

幻冬舎メディアコンサルティング

美術館やランドマークなどに使われ、高いデザイン性が認められながらも、「部屋に熱がこもりそう、寒そう」というイメージが強い鉄筋コンクリート造の住宅。 しかし実際には「夏は涼しく、冬は暖かい」という優れた居住性があ…

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