子どもの成績や授業の理解度を上げたいと考えるのならば、身につけておくべきは「読解力」です。今回は、IQ200以上の子を複数育てた脳科学学習塾RAKUTO代表の福島美智子氏と、株式会社らくと教務部コンテンツ開発課課長・福島万莉瑛氏の共著『AI時代の小学生が身につけておきたい一生モノの「読解力」』(実務教育出版)より一部を抜粋、再編集し、国語だけでなく、算数/数学の成績向上に読解力が必要不可欠な理由を解説します。

解答テクニックがあっても、国語の成績は上がらない

そもそも、文章を読みとれなければ、国語の設問には答えられません。

 

設問で問われていることをきちんと理解しないと、正しい解答を導き出せないからです。問題を解くテクニックだけあっても、国語で点数を取ることはできないのです。

 

まず、大前提に「読解力」があり、正しく読み解いた後にテクニックを使って答えを出すのです。

算数は「読解力」がなければ最初からつまずいてしまう

算数の問題文の読みとりにも、「読解力」が必要です。よく「ひっかけ問題で間違えた」と言っているのを耳にしますが、単に読みとり不足である場合がほとんどです。

 

最近は、算数でも長い問題文が多いので、まずは全文を通して何が書かれているのかを読みとれることが重要です。その後に答えまでの道筋を考える力も必要となりますが、そもそも何が書かれているのか正しく理解していなければ、答えを導き出せません。

 

算数は、「読解力」がなければ最初からつまずいてしまうのです。

 

他の教科も、教科書やテキスト、テストの問題文...これらに書かれている文章を正しく読みとって、要点をまとめられなければ学力は伸びません。ですから、「読解力」はすべての教科に必要な力なのです。

 

 

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AI時代の小学生が身につけておきたい一生モノの「読解力」

AI時代の小学生が身につけておきたい一生モノの「読解力」

福島 美智子 福島 万莉瑛

実務教育出版

「AIってよくわからないけど、子どもの将来が心配…」「これからの教育は、どうなるんだろう…」「親として、子どもに何をしてあげればいいのか…」。親のみなさんが不安になるのも当然です。そんなAI時代に、小学生のお子さん…

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