日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は焦点を当てるのは「旅行」。GoToトラベルキャンペーンの全国一斉停止で右往左往していますが、それは旅行好きが多いことの裏返しかも。地域ごとに
傾向をみていきます。

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さらに細かくみていきます。

 

日帰り旅行が最も多いのが「愛知県」で行動者率66.4%。少ないのが「沖縄県」で34.2%。宿泊を伴う1泊2日以上の国内旅行では「東京都」が行動者率トップで69.2%となっています(図表2、3)

 

出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
[図表2]都道府県別「日帰り旅行行動者率」上位10 出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
[図表3]都道府県別「1泊2日以上の国内旅行行動者率」上位10 出所:総務省「社会生活基本調査」より作成

 

今はなかなか実現しない海外旅行はどうでしょうか。トップは「東京都」で13.8%。「神奈川県」10.6%、「千葉県」9.4%、「「兵庫県」8.4%、「埼玉県」8.1%と続きます(図表4)

 

出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
[図表4]都道府県別「海外旅行行動者率」上位10 出所:総務省「社会生活基本調査」より作成

 

さらにいまだかつてない年末年始になるということで関心の高い、帰省を伴う旅行についてはどうでしょうか。トップは「東京都」で36.6%。「神奈川県」「千葉県」「埼玉県」「宮城県」と続きます。一方で帰省を伴う旅行をしないのが「沖縄県」で15.5%。「青森県」15.6%、「福井県」16.0%、「和歌山県」16.2%、「群馬県」16.3%と続きます(図表5)。

 

出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
[図表1]都道府県別「帰省を伴う旅行行動者率」上位10 出所:総務省「社会生活基本調査」より作成

 

帰省に伴う旅行が多いということは、域外からの流入が多いということで、帰省が伴う旅行が少ないということは、地元志向が強いという表れと推測できます。

 

国民の7割が1年の間に1度は旅行を楽しんでいたというなか、コロナ禍では思うように計画を立てられずにフラストレーションが溜まっている人も多いでしょう。自由に旅行に出かけられるよう、早くコロナ禍が終息することを願うばかりです。

 

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