日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は焦点を当てるのは「旅行」。GoToトラベルキャンペーンの全国一斉停止で右往左往していますが、それは旅行好きが多いことの裏返しかも。地域ごとに
傾向をみていきます。

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1年に1回以上「旅行」に出かけた人は、どれほどいる?

さて今回のGotoトラベルキャンペーンですが、特に注目をした人たちは、どのような人たちでしょうか。 新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響の把握、地域再活性化施策の検討におけるデータ活用を目的とした「V-RESAS」でみていきましょう。

 

「旅行・観光」に関してのインターネット検索は、全国的に10月に入ってから前年比を超え、10月第4週には前年比プラス43%に。コロナ禍で行動が制限されていた反動もあり、多くの人がGotoトラベルキャンペーンに興味を持ったことでしょう。

 

しかしその後、感染再拡大の声が大きくになるにつれて、「旅行・観光」に関するインターネット検索は下降トレンドに。それでも11月第5週でプラス15%と、コロナの脅威を前にしても、旅への関心は高いままだったようです。

 

都道府県別にみていくと、前年比(2020年11月2日〜29日)、特にインターネット検索が増えていたのが、「千葉県」でプラス31%。続いて「福岡県」でプラス27%、「神奈川県」プラス25%、「京都府」プラス24%、「埼玉県」「東京都」がプラス22%、「秋田県」がプラス21%を記録しました。

 

一方で前年比最もマイナス幅が大きいのが「徳島県」でマイナス10%、「岡山県」がマイナス6%、「青森県」「福井県」がマイナス5%、「宮崎県」がマイナス1%と続きます。

 

そのお得感から、全国的に盛り上がりをみせていたGotoトラベルキャンペーンですが、地域ごとに興味・関心の度合いにはバラつきがあるようです。

 

また旅行・観光といってもその形態はさまざま。その地域ごとの傾向を、総務省「社会生活基本調査」の行動者率(男女別や年齢別など、属性別の人口のうち、1年間に、ある行動を行った人の割合)でみていきましょう。

 

まず種類問わず、旅行全般の行動者率をみていきましょう。全国平均は73.5%。7割強の人が1年の間に最低でも1回は旅行を楽しんでいる、という計算になります。そのなかで最も行動者率が高い、すなわち旅行好きが多いのが「東京都」と「愛知県」で78.5%。「神奈川県」78.0%、「埼玉県」77.9%、「滋賀県」77.6%と続きます。

 

出所:総務省「社会生活基本調査」より作成
[図表1]都道府県別「旅行行動者率」上位10 出所:総務省「社会生活基本調査」より作成

 

一方で旅行への熱が最も低いのが「沖縄県」で行動者率は52.4%。1位と26ポイントという大きな差が生じています。「青森県」59.4%、「高知県」60.8%、「長崎県」62.2%、「岩手県」65.7%と続きます。

 

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