貰った「領収書」の記載が間違っている…どこまで許されるか?

※本連載は、出口秀樹税理士の著書『経費になる?ならない?知って得する領収書の本』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

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領収書の「金額」が間違っていたら…

領収書には様々な情報が記載されていますか、その中でも最も重要な部分ともいえるのが“金額”です。重要な部分だけにこの部分が間違っているとしたら、かなり問題だといえます。

 

もし、あなたやあなたの会社が領収書の発行側の人で、その金額を間違ったと気がついたらすぐに差し替えるべきです。領収書はお金を支払ったことの証明なので、金額が間違っていたら間違った金額を証明していることになります。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ただ、発行側の立場からすると、間違った領収書を差し替えるのはなかなか難しいです。理由は、間違って発行した相手の連絡先を知らなければ、対応のしようがないからです。

 

継続的に取引をしているところであれば、連絡先は記録していることが多いはずなので差し替えなどの対応はできると思いますが、そうでない場合は相手から申し出てもらうしか方法はありません。

 

反対に自分または自社が金額を間違った領収書をもらった場合は、発行したところに言って差し替えてもらいましょう。

 

金額を間違っているということは税務署の立場からすると、経費であれば過大計上するため、売上であれば過少計上するためと思われる可能性がありますので、事は重大です。必ず正しい金額で発行するようにしましょう。

「不正な発行ではない」という証を残す

間違えた領収書が戻ってきた時の処理についても少し触れておきましょう。複写式の領収書であれば、戻ってきた領収書と複写控えを重ね、「×」「仕損」などと書きホチキス留めをしてきちんと保管しましょう。不正な領収書を発行していないことの証となります。

 

また、間違った領収書に印紙が貼付されていたなら、回収と同時に税務署に印紙税の還付請求をすることができます。

 

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出口秀樹税理士事務所 所長
株式会社ドルフィンマネジメント 代表取締役 税理士
米国税理士(EA)

1967年北海道札幌市生まれ。1991年北海道大学文学部卒。1998年5月出口秀樹税理士事務所開所。より広い専門知識を身につけるため、小樽商科大学商学研究科入学、2005年修了。

中小企業の税務、会計、経営のサポートを行うとともに、個人の税務対策などにも積極的に取り組んでおり、その内容は多岐に及ぶ。経営者や幹部、若手リーダー向けのわかりやすい財務分析や財務三表の読み方セミナー、不動産オーナー向けの税務対策セミナーなど講師としても活躍中。

著書に『知れば知るほど得する税金の本』『知れば知るほど役立つ会計の本』(共に三笠書房《知的生きかた文庫》)、『会社の整理・清算・再生手続きのすべて』(共著、中央経済社)、『改訂版会社経営100問100答』(共著、明日香出版社)などがある。

著者紹介

連載経費になる?ならない?ビジネスマンとして知っておきたい「領収書」の知識

経費になる?ならない?知って得する領収書の本

経費になる?ならない?知って得する領収書の本

出口 秀樹

三笠書房

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