Go To イートの対応は地域に任された
コロナ禍で、外食業の苦境が続いています。フードビジネス研究所による「主要25ブランド(社)の既存店売上高(前年同月比)情報」によると、テイクアウトが主力のファストフードは好調に推移しているものの、ファミリーレストランや居酒屋などは前年比割れが続いています。
8月:73.2%、9月:78.3%、10月:88.4%
■「サイゼリヤ」
8月:71.5%、9月:77.3%、10月:90.1%
■「ロイヤルホールディングス」
8月:81.2%、9月:83.5%、10月:95.3%
■「ワタミ」
8月:36.4%、9月:50.6%、10月:65.0%
■「チムニー」
8月:33.1%、9月:45.4%、10月:60.7%
■「鳥貴族」
8月:59.1%、9月:77.2%、10月:93.1%
さらにここにきて、コロナ感染第3波到来で、自治体ごとに対応は分かれているものの、「Go To イート」の制限や時短営業の要請など、一層先の見えない状況に。「もうだめだ……」という関係者のつぶやきが日に日に多くなっています。利用者側であるわたしたちも「いつになったら、心から外食が楽しめるようになるのだろう」と、我慢の日々はまだまだ続きそうです。
都道府県別「外食費」…ジャンルごとにみていく
新型コロナ感染の再拡大において、地域の実情ごとに判断が委ねられましたが、家計における外食のポジションにも地域差があります。厚生労働省「家計調査」(2019年)から、県庁所在地ごとにその傾向をみていきましょう。
まず二人以上世帯において、外食に一番お金をつかっているのは「東京都区部」で年額26万3,538円。続いて「埼玉県さいたま市」で23万3,757円。第3位は「石川県金沢市」で23万2,504万円となっています。一方で最も外食にお金をかけないのが「青森県青森市」で10万3,305円と、東京都区部の半分以下。「秋田県秋田市」「和歌山県和歌山市」と続きます。
外食費と年収との相関係数は「0.67」と、強い正の相関関係にあるといえます。「お金があれば、外食するのも抵抗ない」ということでしょうか。しかしジャンルごとにみていくと地域性がみえてきます。
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