続いて、清酒が最も飲まれているのは「秋田県秋田市」で、消費量、消費金額ともに1位。「福島県福島市」(消費量2位、消費額2位)、「新潟県新潟市」(消費量3位、消費額3位)、「富山県富山市」(消費量4位、消費額5位)、「宮城県仙台市」(消費量6位、消費額4位)と、原料となるお米の美味しい地域が、やはり上位を占めています(図表4)。
ワインについてみていくと、消費量、消費額ともに多いのが「東京都区部」。特に消費額は2位に1,000円以上の大差をつけています。そのほか「福岡県福岡市」(消費量2位、消費額4位)「神奈川県横浜市」(消費量3位、消費額2位)と、ソムリエのいるレストランやバーなどが多そうな大都市が上位にランクインする傾向にあります(図表5)。
ワインの消費量、消費額ともに少ないのが「鳥取県鳥取市」。お隣の「島根県松江市」(消費量46位、消費額46位)や「三重県津市」(消費量45位、消費額45位)、「福井県福井市」(消費量44位、消費額42位)、「香川県高松市」(消費量43位、消費額44位)などもワインの存在感が薄い地域で、大都市から離れている都市が下位に位置する傾向にあります。
このようにお酒といっても、地域によって好まれるものはさまざま。そのような傾向はどうであれ、対策なしの飲み会が新型コロナ感染拡大の要因といわれています。お酒を心行くまで楽しみたいならリモートで、そんな毎日がまだまだ続きそうです。